はりねずみが眠るとき

昼寝をしながら本を読み、ビールを空けて料理する日々
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スキップ・びっきー

びっきーは、すねていた。オーストラリアから娘が帰ってきた時にだ。
「僕を放って、何処に行ってたんですか!?」
1年ぶりに会ったびっきーに言われたと、彼女はfacebookにかいていた。
びっきーは、千切れんばかりに尻尾を振って彼女を迎えた訳ではなかった。
「もう帰ってこないと、思ったじゃないですか」
びっきーは、そっぽを向いていた。ちょっとくらい怒ったって当然ですよと、むくれていた。

しかしそんな態度とは裏腹に彼は散歩の時、スキップするようになった。
「ラン・ラララ・ラン・ラララ。春だなぁ」
びっきーの尻尾から、聞こえてきた。そして、穏やかに2週間が過ぎた。

昨日、早朝。娘はふたたび旅立った。
「春休みだし、中学の仲良し4人組で韓国に行ってくるね」
びっきーには、ことわりを入れて行ったのだろうか。全く。

嬉しい気持ちを素直に表せなかったのは、初めてです。
人の(犬の)気持ちは、こんな風にもねじくれるものなんですね。
どんな時であれ、気持ちをもてあそぶのはよくないと思いますよ、お父さん。
待ての後「よし、こさん」とか「吉、永小百合」とか言ったり。人として。

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HN:
水月さえ
性別:
女性
自己紹介:
本を読むのが好き。昼寝が好き。ドライブが好き。陶器屋や雑貨屋巡りが好き。アジアン雑貨ならなお好き。ビールはカールスバーグの生がいちばん好き。そして、スペインを旅して以来、スペイン大好き。何をするにも、のんびりゆっくりが、好き。
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