はりねずみが眠るとき

昼寝をしながら本を読み、ビールを空けて料理する日々
[605]  [604]  [603]  [602]  [601]  [600]  [599]  [598]  [597]  [596]  [595

エアワンコと一緒に

夕方まで座りっぱなしで仕事をして、身体ががちがちに固まってしまったこともあり、一段落ついたところで、思い切ってウォーキングに出かけた。
昨日は、このまま春が来るのかと勘違いしそうなほど暖かく、夕暮れが近づいても気温は下がることがなかった。

びっきーがいない手持無沙汰感を振り払うように、早足で歩く。すると、一つ目の十字路で、犬の散歩をする近所の人と会った。
「お、びっきーは?」と、彼は言いかけ、もういないことに気づいたようだ。
「少し、歩こうかと思って」と、わたし。すると、
「ああ、エアワンコと、散歩かぁ」と、笑った。
「いってらっしゃい」と、後ろを歩く奥様も励ますように声を掛けてくれた。

「エアワンコ、かぁ」
何故か、そう言われた途端、足元に、小さかった頃のびっきーがちょろちょろしているような気分になる。かと思うと、急に大きくなって走り出したり、立ち止まって土の匂いをくんくん嗅いだり。
それからは、エアワンコと一緒に歩いた。何しろ、びっきーとよく散歩した道だ。あちらこちらにエアワンコが居るのを感じる。だがその犬は、びっきーではないのだと判る。びっきーによく似た、びっきーではない犬。

ほどなくして、まだ別の近所のご夫婦と会った。彼らもウォーキング中で、びっきーを連れていた時はペースが合わず、挨拶して別れるのみだったが、昨日は一緒に歩いた。びっきーが死んだことや、おたがいの子ども達のことなどをしゃべりつつ、歩く。
そうして歩くうちに、エアワンコは、何処かへ行ってしまった。
「明日も、歩こうかな」
びっきーがいないのは淋しいが、外の空気を吸ったせいか、身体を動かしたからか、思いのほか、気分はすっきりしていた。

梅はもう、蕾が膨らんでいました。

枯れススキも、春を待って種を落としています。

八ヶ岳の雪も、昨日はずいぶん溶けました。
畑が、綺麗に耕してあります。何を植えるんでしょうか。

この写真は、8歳の初夏ですね。隣が林だったから、毎日が森林浴でした。
おかーさん。写真ばかり撮っていては、有酸素運動になりませんよ。
ほら、もっと腕を振って。足は高く上げて。汗、かかなくっちゃ。

拍手

03 2024/04 05
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30
HN:
水月さえ
性別:
女性
自己紹介:
本を読むのが好き。昼寝が好き。ドライブが好き。陶器屋や雑貨屋巡りが好き。アジアン雑貨ならなお好き。ビールはカールスバーグの生がいちばん好き。そして、スペインを旅して以来、スペイン大好き。何をするにも、のんびりゆっくりが、好き。
ご意見などのメールはこちらに midukisae☆gmail.com
(☆を@に変えてください)
Template by repe