はりねずみが眠るとき

昼寝をしながら本を読み、ビールを空けて料理する日々
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鳥居の上の石

正月2日。お隣りは韮崎市の『武田八幡神社』に、初詣に行った。
おなじ「武田」でも、甲府の『武田神社』とは違い、車も人も空いている。なので毎年、初詣は此処に行くのだ。
雪の予報も、何処かへ行ってしまい、晴天のなかの詣でとなった。
帰省している末娘は、レポートを仕上げなくてはならないというので、夫とふたり、のんびりと参拝した。
家族5人で、詣でた日々を、思い出す。末娘の手を引いて階段を上ったこと。おみくじを見せ合ったこと。息子が、鳥居の上に石を乗せるまでは帰らないと、何度も石を投げていたこと。

「彼は今も、石を投げ続けているのだろうか」
ふと、考える。息子はもう3年ほど帰って来ないが、何を考え、何をしているのだろうか。もう大人になった彼の考えることは、わたしには判らない。

「初詣に行って、お守り買ったから、送るね」
電話すると、彼は短く「うん」とだけ、返事をした。

息子がよく石を投げてのせていた、石の鳥居を見上げました。
なかなかのせられなくて、待ちくたびれたなぁ。

雪の予報は消え、富士山も、綺麗に見えました。

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HN:
水月さえ
性別:
女性
自己紹介:
本を読むのが好き。昼寝が好き。ドライブが好き。陶器屋や雑貨屋巡りが好き。アジアン雑貨ならなお好き。ビールはカールスバーグの生がいちばん好き。そして、スペインを旅して以来、スペイン大好き。何をするにも、のんびりゆっくりが、好き。
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