はりねずみが眠るとき

昼寝をしながら本を読み、ビールを空けて料理する日々
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空気に触れる場所を増やす

歳をとると早起きになるとは、よく耳にするが、50歳を過ぎたころから、本当に早起きになった。早起きというにも早すぎる夜中の午前3時に目が覚めることが多い。そして、それから眠れないのだ。5時半起床の際に、二度寝したーいと思ったのは、いつのことやら。
読みたい本があれば、起き出して読むこともあるが、大抵は、ベッドでごろごろ考えごとをする。昨日考えたのは、ワインを寝かせて保存するのは、何故か、ということ。寝かせた方が、瓶の中で空気に触れる面積が広くなるからかな、と漠然と考えていた。

そして、考えているうちに、自分がワインになったような気がしてきた。
身体は、ワインの瓶である。瓶の外側を、空気に触れさせてもしょうがない。身体の内側の空気に触れる部分を増やすにはどうしたらいいか。呼吸をする、しかない。深く深く、たくさん空気を吸うのだ。仰向けのリラックスした姿勢で、ゆっくりと深呼吸をした。身体のなかの約60%の水分が、空気に触れ、喜んでいるのを感じる。自分というワインが、どんどん美味しくなっていくような気持ちになる。ベッドというワインセラーのなかで、上等のワインになっていく。そうしているうちに、ことりと眠っていた。

「深呼吸、いいかも」
すっきりと起きて、調べれば、ワインの瓶の中は真空になっていて、寝かせたところで空気には触れないということが判った。寝かせて保存するのは、逆にコルクが渇いて劣化し空気が入ってこないようにするためだったのだ。確かに寝かせておけば、コルクは湿ったままだ。ワインには深呼吸は必要なかったのだ。よくよく考えてみれば、コルクを空けてからワインは酸素に触れ、まろやかに「開いて」いくのだから当然だ。

ワインになり切るのは、いろいろ違っていたけれど、眠れないときにゆっくりと深呼吸するのは、効果的らしい。リラックス効果と血行促進が期待できるそうな。眠れない夜や朝に、どうぞ、お試しあれ。

夫のワインセラーは12本入り。湿度まで調節できるものをセラー。
温度だけを保てるものは、ワインクーラーというそうです。
ワイン達、よく寝てるなあ。夢見てるのかなあ。

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HN:
水月さえ
性別:
女性
自己紹介:
本を読むのが好き。昼寝が好き。ドライブが好き。陶器屋や雑貨屋巡りが好き。アジアン雑貨ならなお好き。ビールはカールスバーグの生がいちばん好き。そして、スペインを旅して以来、スペイン大好き。何をするにも、のんびりゆっくりが、好き。
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