はりねずみが眠るとき

昼寝をしながら本を読み、ビールを空けて料理する日々
[546]  [545]  [544]  [543]  [542]  [541]  [540]  [539]  [538]  [537]  [536

休日ラーメンの魔力

ふたりで出かけると、何故かラーメンである。
昨日も、仕事部屋のホットカーペットカバーを新しく買おうと、ふたり甲府まで出かけたのだが、やはり昼食はラーメンだった。
「こんなところに、イタリアンがあるよ」「ケンタッキーにする?」
などと言いつつも、ふたり顔を見合わせる。
「ラーメンだな」「ラーメン、食べたいよねぇ」
先週も食べたような。先月も食べたような。昨年末にも食べたような。いつでも何処でも食べているような。それでもやはり、ラーメンなのである。

買い物帰り、国道20号沿い『東京豚骨ばんからラーメン』で、車を停めた。
「全く、ラーメン好きなふたりだな」と、夫。
「うん。わたしも今、考えてた。ふたりでこうしてラーメン食べるの、いったい何回目だろうかって」と、ラーメンをすすりつつわたし。
ふたり共に過ごして28年ほどになる。月一で食べたとしたら、330回。いや。月一じゃきかないだろう。500回は食べている。すごい回数だ。

夫は、山登りやサッカーが好きなアウトドア派。わたしは、読書や雑貨が好きなインドア派。買い物に行っても、彼はスポーツ用品売り場で立ち止まり、わたしは雑貨屋をうろうろするのが好きだ。彼は待つのは苦手で、わたしは待たせるのが苦手。だから別行動にしようと提案するのはわたしだが、彼は共に行動する方がいいらしい。よそがどうだか知らないが、ひどく共通点に欠ける夫婦だ。それでもふたりで、ラーメン500回食べちゃったか。
これはもう、休日ラーメンの魅力と言うより、魔力と言うほか考えられない。
「そのほぼ半分以上が、きみは辛葱ラーメンだ」と、夫。
「そしてきみは、味玉だ」「そうかな?」「そうだよ」と、わたし。
取り替えて食べた辛葱を、彼は「辛っ」と言い、ひと口食べて返して来た。休日ラーメンの魔力に屈し、千回を目指してスタートを切ったわたし達である。

辛葱とんこつは、辛さほどよく、細麺固め。
「東京と名がつくからには、海苔入れなきゃなんないのかな?」
「それで、海苔、入ってるのか」と、夫。
その海苔が、10枚くらいあってもいいかなってほど美味でした。

ニンニク搾り器が、各テーブルにあり、
ニンニクは、いくつでもトッピング自由でした。

夫は、味玉醤油とんこつ。麺は中太でした。
彼がニンニクを絞ると言うので、わたしも、負けずに搾りました。

拍手

03 2024/04 05
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30
HN:
水月さえ
性別:
女性
自己紹介:
本を読むのが好き。昼寝が好き。ドライブが好き。陶器屋や雑貨屋巡りが好き。アジアン雑貨ならなお好き。ビールはカールスバーグの生がいちばん好き。そして、スペインを旅して以来、スペイン大好き。何をするにも、のんびりゆっくりが、好き。
ご意見などのメールはこちらに midukisae☆gmail.com
(☆を@に変えてください)
Template by repe