はりねずみが眠るとき

昼寝をしながら本を読み、ビールを空けて料理する日々
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甘いモノ苦手症候群

スーパーで「甘いキャベツ」というPOPを見つけた。静岡産のキャンディ・キャベツ、とある。278円と高価だが、美味しいのかなと興味が湧き、買ってみた。キャンディの名を持つが、もちろん砂糖のような甘みとは違う。だが、やわらかく野菜本来の甘みを感じるキャベツだった。

甘いモノが苦手だ。なので、甘いキャベツのPOPを見た時にも、一瞬ひいた。しかし、この甘いは、あの甘いとは違うと、自分に言い聞かせた。それほどまで甘さに拒否反応を起こしてしまうことに、今更ながら気づき、驚く。
十年前には、普通に食べられたケーキ、クッキー、チョコレートなどを拒むようになって何年経つのだろうか。無理をすれば、食べられないことはない。身体が拒否している訳ではないのだ。だが、無理をして食べる理由が見当たらないのである。そこに甘いモノ苦手症候群が加速する原因があったように思う。
子ども達に作る機会がなくなったことも、原因の一つかも知れない。高校時代にハマったお菓子作りは、母親になってからも続けた。娘達に教えたりもしていたのだ。何年か前までは。

最近では、コンプレックスにさえ感じている。自分の弱みのような感覚、といったらいいだろうか。好き嫌いなく何でも食べられ、家族や友人と共に食を楽しめる人でありたいとの目指す生き方に反している。実際、甘いモノ以外なら、何でもござれだ。いくら辛くとも、香料がきつくとも平気だし、お酒だって美味しく飲める。それなのに。

「甘いキャベツなら、食べられるでしょう?」
キャンディ・キャベツは、わたしのコンプレックスを刺激しつつも、やさしい甘みでささやいたのだった。

キャンディ・キャベツのロゴシールです。

芯に近い黄色い部分の甘みが、一番強いんだとか。

豚肉の生姜焼きをのせて、ばりばり食べました。やわらかい!

夜は、冷しゃぶに。柚子ポンやマヨネーズでキャベツを味わって。

翌朝は、バター炒めにしました。生より炒めた方が、甘かった!

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HN:
水月さえ
性別:
女性
自己紹介:
本を読むのが好き。昼寝が好き。ドライブが好き。陶器屋や雑貨屋巡りが好き。アジアン雑貨ならなお好き。ビールはカールスバーグの生がいちばん好き。そして、スペインを旅して以来、スペイン大好き。何をするにも、のんびりゆっくりが、好き。
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