はりねずみが眠るとき

昼寝をしながら本を読み、ビールを空けて料理する日々
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ドラマスタート直前、かけこみ読書はいかが?

「早くしないと、始まっちゃうよ」夫が、急かす。
「うん。そうだね」生返事の、わたし。
野球には明るくないし、大会社の様子もさっぱり判らない。手に取るには、分厚く、重く、難しそうだと、敬遠していた。
「それでも、絶対に読んだ方が面白いよ」と、きっぱりと夫。

来月からTBS系で始まる日曜劇場が『ルーズヴェルト・ゲーム』だと知り、彼はアドバイスしてくれているのだ。池井戸潤を何冊も読んだ彼が「これを、ドラマ化するのか?」と驚きの声を上げていたからには、さぞ訳ありなんだろうとは思ったのだが、なかなか手を出せずにいたのだ。「いつでも、どうぞ」と爽やかグリーンの背表紙を見せ、彼の本棚に収まっているにもかかわらず。

「これを、ドラマ化するのか?」と聞き、まず思い浮かんだのは、伊坂幸太郎の『アヒルと鴨のコインロッカー』だ。映像化することで、「あれ」が物語途中でバレちゃうんじゃないかとの危惧を、鮮やかに打ち破った、すごい映画だ。でも「あれ」は、やはり読んでから観ることをオススメする。ならば『ルーズヴェルト・ゲーム』も然り。なのではないかと、読み始めたのだった。・・・「あれ」が知りたい方は、本を読むことをおススメします。by 伊坂幸太郎ファンクラブ(在籍2名)

今は半分読み進め、もう頭のなかは、廃部寸前の青島製作所野球部でいっぱいになっている。コンビニに夫所望のシュークリームを買いに行き、スポーツ新聞の赤や青の大見出しを見て「あ、青島製作所野球部は?」と一瞬思ってしまったほどだ。(マジです。自分の頭の構造を疑いました)

「一番おもしろい試合は、8対7だ」
『野球を愛したルーズヴェルト大統領は、そう語った』と、帯にある。
ルーズヴェルト・ゲーム =『奇跡の大逆転』とも、かかれている。
増税前のかけこみ需要ならぬ、ドラマスタート直前のかけこみ読書、ご一緒にいかがですか?

赤ワインを飲みながら、のんびり読書の連休です。
監督、主力選手共にライバル社に引き抜かれた、かつての名門、青島製作所野球部。会社は不況にきしみ、大規模なリストラをせざるを得ない状況。廃部か存続か。それ以前に会社は生き残れるのか。
「人生を賭した男達の戦いがここに始まる」帯より

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HN:
水月さえ
性別:
女性
自己紹介:
本を読むのが好き。昼寝が好き。ドライブが好き。陶器屋や雑貨屋巡りが好き。アジアン雑貨ならなお好き。ビールはカールスバーグの生がいちばん好き。そして、スペインを旅して以来、スペイン大好き。何をするにも、のんびりゆっくりが、好き。
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