はりねずみが眠るとき

昼寝をしながら本を読み、ビールを空けて料理する日々
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新しい道を開拓する人と

人は、歩きなれた道を好んで歩くタイプと、歩いたことがない新しい道を好んで歩くタイプとに分かれるように思う。
夫は、明らかに後者である。常に新しい道を開拓することに余念がない。
義母の手術入院での帰省もまた、例外ではなかった。突然、リハビリ病院への転院日が決まり帰省することになったその前日、彼からメールが来た。
「飛行機で行こう!」
義母が入院する病院は、神戸空港からポートライナーで2駅。飛行機の方が乗り継ぎがいい時間帯に乗れたら、一度乗ってみようと話していたのだ。羽田まで行くことを考えると、どちらがいいとは言えないが、乗っている時間だけ考えれば、新幹線は東京から3時間。飛行機だと1時間。この違いは、気分的にとても楽だった。

歩きなれた道には、靴底から伝わる感触でさえ馴染みである安心があり、新しい道には、冒険心が満たされ、思いがけない発見があったり、見知らぬ風景を眺める心地よさがある。まあ、わたしは新しい道を開拓せずとも、馴染みの道でさえ見知らぬ道へ迷い込んでしまうほどの方向音痴。冒険は、右へ行こうが左へ向かおうが常に潜んでいるのだが。

病院に行くと、義母が言った。
「文字通り、飛んできてくれたのねえ」

羽田空港第一ターミナル、展望台から見た風景です。

展望台の柵向こうでは、人なつっこい雀が日向ぼっこをしていました。

乗ったのはスカイマークの飛行機。1日前でも早割値段で買えました。

翌夕刻の神戸港。夕焼けが綺麗でした。

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HN:
水月さえ
性別:
女性
自己紹介:
本を読むのが好き。昼寝が好き。ドライブが好き。陶器屋や雑貨屋巡りが好き。アジアン雑貨ならなお好き。ビールはカールスバーグの生がいちばん好き。そして、スペインを旅して以来、スペイン大好き。何をするにも、のんびりゆっくりが、好き。
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