はりねずみが眠るとき

昼寝をしながら本を読み、ビールを空けて料理する日々
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雨に濡れたスズランの蕾

庭のスズランが、蕾をつけているのを見つけた。
気温はずいぶんと下がったが、久しぶりに雨を浴び、水を思いっきり吸って、この週末は伸びずにはいられないといった様子をしていた。
スズランの葉は、まるでカンガルーがポケットに入れた赤ん坊を抱きかかえているかのように、蕾を大切に抱いている。
「子だくさんで、たいへんだね」しゃがんで、声をかけた。
「まだ寒いって言ってるのに、この子達、お外が見たいって聞かなくってねぇ」スズランの葉が、答える。
桜が散り、雪柳が眩しく咲いたと思ったら、もう、スズランの季節か。
そんなに慌てて、通り過ぎていかなくてもいいのに。列車の窓から、過ぎゆく風景を眺めているみたいに、あっという間だ。

「季節は、小さなこと一つだって、先送りにしたりしないんだな」
自分に、置き換えてみる。後でいいことは後に、明日でいいことは明日に、来週でいいことは来週に、来月でいいことは来月に、常に様々先送りして、結局は出来ないことのなんと多いことか。
「わたしも、ちょっとは、がんばりますか」
雨に濡れるスズランに、春の冷気を浴びて伸びる強さを、ひとしずく貰った。
  
何年か前に頂いたスズランの苗も、約百もの芽が伸びるようになりました。
そのなかで、今、蕾を見せているのは3つです。

ハナミズキは、例年になく多くの花をつけました。
日々、開いていくのが楽しみです ♪

これも頂いて、挿し木にしたライラック。新しい芽も出てきています。
今年も、道路際に移植しようと、考えています。
  
やはり頂いたクリスマスローズ。と、勝手に出てきたスミレ。
土はいっぱいあるのに、どうして、石の間で咲くのかなぁ。

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