はりねずみが眠るとき

昼寝をしながら本を読み、ビールを空けて料理する日々
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キイロスズメバチの巣の最期

我が家の北側の軒下に、キイロスズメバチが作った巣が最期を迎えた。
3年半ほど前の夏。キイロスズメバチは、そこに巣を作った。彼らはそのとても労力のかかる作業を毎年行うのだそうだ。その巣で生まれた出身者でも、同じ巣を 2度使うことはないという。

1年目は、夫がおもしろがって観察するのを、呆れて見ていた。幸い誰かが刺されることはなく、キイロスズメバチの季節は終わった。
2年目以降は、鳥達が巣として利用していた。それもまた傍観していたのだが、昨年とうとう巣の近くの外板にアオゲラが穴をあけた。そのまま雪の季節に突入し、先週末、頼んでいた大工さんにようやくその穴をふさいでもらい、ついでに巣も落としてもらったのだ。

遠目には何度も眺めた巣だったが、目の前で手にとってみると、その精巧さに驚かされた。こんなに手の込んだものを、今年も来年も、それからもずっとキイロスズメバチ達は作っていくのだ。時代は巡っていくのだと、落とされ崩れた巣は言っているかのようだ。日々、何かが終わり、何かが始まっていく。

粉々になってしまいましたが、キイロスズメバチが生活したあと、
鳥の巣として使われたときの藁も、残っていました。

美しい模様の名残りが、まだ見られます。
どうしてこんなに、美しい模様を作っていくのでしょう。
現役で活躍していた頃のキイロスズメバチの巣は、こちら

ここに、ありました。高さ7mほど。
梯子を掛けて、登ってくださった大工さん、ありがとうございました。

そのすぐ足もとには、ふきのとう。新しい命の息吹き、感じます。

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HN:
水月さえ
性別:
女性
自己紹介:
本を読むのが好き。昼寝が好き。ドライブが好き。陶器屋や雑貨屋巡りが好き。アジアン雑貨ならなお好き。ビールはカールスバーグの生がいちばん好き。そして、スペインを旅して以来、スペイン大好き。何をするにも、のんびりゆっくりが、好き。
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