はりねずみが眠るとき

昼寝をしながら本を読み、ビールを空けて料理する日々
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『ひょうたん』から餃子

神戸に住む夫のいとこから、餃子が届いた。
知る人ぞ知る神戸名物『ひょうたん』の味噌ダレ餃子である。
夏に帰省した際、その『ひょうたん』に、餃子を食べにいこうと言いつつも、実現しなかった。方向音痴は、わたしの領分であるが、地図マニアである夫が、以前食べにいったにもかかわらず、たどり着けなかったのだ。
「『ひょうたん』の味噌ダレ餃子が、食べたかった」
いとこくんは、淋しげに言う夫の言葉を、覚えていてくれたのだろう。
届いた時には、その気持ちが嬉しく、ふたり歓声を上げた。そしてまた、それが餃子であることをしみじみ嬉しく思い、さっそく焼いてたらふく食べた。
熱々の餃子を、頬張る。そこに、写真を撮るという余地は、存在し得なかった。夫は、しかたなくお礼のメールに、完食した空になった皿の写真を添付し、送ったのだった。

それから10日ほど経った昨日、ふたたび冷凍庫で眠っている餃子を、起こすこととなった。14個入りを、5箱も送ってくれたのだ。
焼き方は素人だが、それを補ってくれるのが『ひょうたん』独自の味噌ダレ。餃子自体の味は薄く、赤味噌ダレをたっぷりつけて食べるのが、ひょうたん流だ。味噌ダレには、醤油や酢、ラー油などを好みで混ぜて作るよう注意書きがあり、夫が辛めに作ってくれた。
ご飯にも、あう。もちろんビールにも、あう。皿の上にのっているのは、餃子というより、もう幸せそのものだ。
中国では、縁起がいいと祝いの席にも並べられる餃子。食べた数を数えるのは、タブーだそうだ。幸せの数など数えるのは野暮というもの。頬張った数は数えずに、いとこくんに感謝し、ただただ美味しくいただいた。

赤黒のロゴが、お洒落! この箱だけでも、魅かれますねぇ。

2度目とあって、焼き方もマスターしました。中はジューシー、皮はパリッ。

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HN:
水月さえ
性別:
女性
自己紹介:
本を読むのが好き。昼寝が好き。ドライブが好き。陶器屋や雑貨屋巡りが好き。アジアン雑貨ならなお好き。ビールはカールスバーグの生がいちばん好き。そして、スペインを旅して以来、スペイン大好き。何をするにも、のんびりゆっくりが、好き。
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