はりねずみが眠るとき

昼寝をしながら本を読み、ビールを空けて料理する日々
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きのうのお好み焼き

「きのうのお好み焼きって、美味しいよね」
お好み焼きを焼いた次の朝は、たいてい残ったお好み焼きを食べることになる。豚バラ肉をかりかりに焼いた焼きたても美味しいが、しっとりとした翌朝のお好み焼きもまた美味い。きのうの煮物も、きのうのカレーも、具に味が染みて味わい深くなっているが、きのうのお好み焼きも捨てたもんじゃない。

しかし翌朝食べるとなると、ご飯とみそ汁、漬物などと合わせてお好み焼きを食べることになる。わたし的には、お好み焼きにご飯という組み合わせは、どうにも許容しがたいのだ。神戸出身の夫は、焼きそばにもご飯を組み合わせる。関西では、お好み焼き定食などもあるという。お好み焼きにご飯の組み合わせは、普通というより当然なのだそうだ。わたしは、お好み焼きはお好み焼き、焼きそばは焼きそばだけで食べたい。炭水化物に炭水化物はないでしょう、と身体が言っているこの感じ、自分でもどうしようのない罪悪感にも似たこの違和感は、やはり東京出身だからこそのものなのだろうか。(あるリサーチによると「お好み焼きはおかずだと思わない」という東京人92%)

だが今の季節、新米が美味い。我が家では晩は晩酌をするのでご飯は食べない。炊き立ての白いご飯を食べるのは、朝だけだ。きのうのお好み焼きも捨てがたいが、新米も捨てがたい。という訳で初めて「お好み焼きにご飯」を体験した。美味だった。ソースとご飯が意外にもマッチしていた。
けど、いったい何なのだろう。抗えない強い波を、かき分けてもかき分けても前に進めないような、もがき苦しむがごときこの感覚は。
東京に生まれ育ったことは確かだが、両親ともに北海道育ちだし、いちばん長く暮らしている家は今、山梨のこの家だし、夫は神戸育ちだし、東京に固執しているところなど、これっぽっちもないと思っていたのに。

「美味しければ、どうやって食べたっていいじゃない。ふふん」
そう思って生きてきたはずだった。だけど、わたしってけっこう、杓子定規で融通の利かないカタブツだったのかな。とほほ。

ご飯は、少な目。遠慮がちにそっとよそいました。
豆腐と油揚げの味噌汁も大豆大豆そのうえ味噌も大豆だけど違和感なし。

ラーメン大好きなのに、食べると罪悪感を覚えるという友人がいます。
わたしはラーメンはだいじょうぶ。でもラーメンと餃子は炭水化物だよね。
夫とラーメン屋に行くと、たいてい餃子もオーダーします。
ひとつかふたつ分けてもらいますが、これはちょっと慣れたかな。
でもラーメンライス or 炒飯は、あり得ない。

こちらは、きのうのグリーンカレーに茄子をプラスしたもの。
カレーライスにナンは、やっぱ食べられないなあ。
米なら米、ナンならナン。なんか損してる気がしてきた(笑)

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HN:
水月さえ
性別:
女性
自己紹介:
本を読むのが好き。昼寝が好き。ドライブが好き。陶器屋や雑貨屋巡りが好き。アジアン雑貨ならなお好き。ビールはカールスバーグの生がいちばん好き。そして、スペインを旅して以来、スペイン大好き。何をするにも、のんびりゆっくりが、好き。
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