はりねずみが眠るとき

昼寝をしながら本を読み、ビールを空けて料理する日々
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新米の定義

先週末、新米が届いた。毎年お願いしている近所のおばあちゃんの田んぼで収穫されたお米だ。子ども達が巣立っていき消費量は減ったが、1年分の米袋4つひとつ30㎏だから1200㎏を玄米で届けてもらった。

新米は、本当に美味しい。格別の美味さ。「格別」という言葉は、新米を表現するのにぴったりだ。明野に越して来てから、その田舎ならではの「格別」を毎年、味わわせてもらっている。川崎で暮らしていた頃には、新米とシールを貼ったお米を買うことはあっても、その味の違いに感動したことはなかった。大げさに聞こえるかもしれないが、幸せを感じる出会いだと思っている。

ところで、新米と言えるのは、いったいいつまでなのか。
ウィキペディアによると、なんと翌年の10月31日までは新米と呼べるのだそうだ。古米、新米との呼び分けで、そう決められているらしいが、去年のお米は、やはり新米と呼ぶには相応しくない。と、わたしは思う。
「美味しい~~~」と、うっとりしつつ口に運べるご飯を、新米と呼びたい。
それは、収穫後一、二週間ほどだろうか。
もちろん、そのあとも美味しいのだけれど「格別」と表現できるのは、と考えると、そのくらいにしておきたい。お米だって植物だ。鮮度で味が全然違うのだとは、田舎で暮らして初めて知ったことだった。「定義」とされることだって、人間が決めたことなのだ。自分の感覚で、ひとつひとつの言葉を使っていけたら、その言葉の持つ意味も深まるのではないだろうか。

何でもない朝ご飯も、ご馳走気分。

一人のお昼ご飯は、塩むすびにして。

おむすびのアップです。透き通ったお米の一粒一粒が美しい!

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HN:
水月さえ
性別:
女性
自己紹介:
本を読むのが好き。昼寝が好き。ドライブが好き。陶器屋や雑貨屋巡りが好き。アジアン雑貨ならなお好き。ビールはカールスバーグの生がいちばん好き。そして、スペインを旅して以来、スペイン大好き。何をするにも、のんびりゆっくりが、好き。
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