はりねずみが眠るとき

昼寝をしながら本を読み、ビールを空けて料理する日々
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ぺたりとくっついている重要性

はりねずみは眠るとき仰向けになることは、まずないだろうが、わたしは仰向けで眠ることが多い。掌を上に向けて眠ると、身体じゅうで何かをキャッチしているような、パワーを溜めているような感覚になる。それはそれで好きなのだが、うつ伏せで眠るのも好きだ。抱いているのは布団だが、大地を抱いているような感覚になる。大地に溶けていくような、と言ってもいい。身体じゅうが何かにくっついている感覚は、うつ伏せ寝の方が強いかも知れない。

子ども達が赤ん坊のとき、息子は仰向けで寝かし、娘たち二人はうつ伏せ寝をさせた。どっちがいいとか、流行りだとか、若く経験のない母親はいつも試行錯誤のなかにいる。最近では、うつ伏せ寝は危険だという意見が多いと聞く。本当のところは判らないが、深く眠りすぎてそのまま目を覚まさないことがあるとの説も語られているらしい。
もぐらは、足の裏以外の身体の何処かが何かにくっついていないと死んでしまうという話を聞いたこともある。不安で不安でしょうがなくなるのだとか。
身体の何処かが何かにぺたりとくっついているということは、それだけ心落ち着くことなのだろう。子どもがお母さんの抱っこが好きなのも、暑くてもくっついてくるのも、そんなことも少し関係しているのかも知れない。

末娘が成人し、今はもう、子どもを抱くことはなくなった。しかし、しばらくぶりに会ったとき、ふざけた感じでハグをする。それはまあ、たいてい酔っぱらっているときなので「お母さん、うざい」などと呆れられる訳なのだが、酔った頭でも、意外にしっかり考えているのだ。
大人になってもきっと、誰かに抱きしめられると心落ち着くものなのだと。
いや、もう母は必要ないだろうって? それは、そうかも知れないけど。

「ハリーったら、何してるの?」
「アイピローだよ。お母さんが気持ちよさそうにしてるやつ」

「あ、ほんと。気持ちいい」「だろー、ネリー」
いつも枕元にいる、はりねずみの手袋達の会話でした。
読んでいる本が何冊か、常に置いてあります。

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HN:
水月さえ
性別:
女性
自己紹介:
本を読むのが好き。昼寝が好き。ドライブが好き。陶器屋や雑貨屋巡りが好き。アジアン雑貨ならなお好き。ビールはカールスバーグの生がいちばん好き。そして、スペインを旅して以来、スペイン大好き。何をするにも、のんびりゆっくりが、好き。
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