はりねずみが眠るとき

昼寝をしながら本を読み、ビールを空けて料理する日々
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毎食ごとに、春を感じて

焼きそばには、キャベツと豚肉と相場は決まっているが、我が家ではレタスを入れる。豚肉を炒めて麺を入れると同時にたっぷりのレタスを入れるのだ。シャキシャキ感が残っている方が美味しく、ここからが腕の見せ所で、手早く仕上げなくてはならない。

このレシピは、上の娘が中学の時、彼女のボーイフレンドが遊びに来て作ってくれたもの。最近の中学生は『おうちごはん』を作りっこしたりするんだなと、驚いたのを覚えている。彼の家が焼きそばレタス派な理由は、5月には『レタス祭り』がある明野ならでは、なのだろうか。
(『レタス祭り』では、百円でレタス食べ放題! って、そんなに食べられないんだけど、青空の下で生のレタスを頬張るのも、またよしかな)
それ以来我が家でも、焼きそばは、レタスがあればレタスで作っている。

明野に越して来て、レタスに火を通して食べる美味しさを、あらためて知った。レタスの煮びたしは、今では我が家の定番となっている。越して来た頃は、10個ものレタスを一時に頂いて、ダメにしてしまったこともあったが、今では毎日でも美味しく食べられる。水分を飛ばしたレタスなら、けっこうたくさん食べられるものなのだ。

レタスの語源は、ギリシャ語で『牛乳』を意味する言葉だそうだ。新鮮なレタスを切ると切り口から白い汁が出て来るところから名付けられたとか。
スーパーで買ったレタスは香川県産だった。町内で採れた白い汁したたるレタスを生でバリバリといく、新鮮レタスの季節も、そう遠くない。こうして毎食ごとに春を感じ、意識のなかに、自然と春が色濃くなっていくんだな。

いつもレタスは1個分、ちぎって洗ってしまいます。
残りもその日のうちに、だいたい食べきってしまうので。

もちろん、紅生姜はたっぷりと。
息子が3歳の頃「ドバッと出ないように」と何度も唱えつつ、
青海苔をかけていたのを、焼きそばを食べるたびに思い出します。

夕飯には、残りのレタスに、人参とオレンジのサラダをのせて。
オリーブオイルと白ワインビネガーと、クミンシードを効かせて。

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HN:
水月さえ
性別:
女性
自己紹介:
本を読むのが好き。昼寝が好き。ドライブが好き。陶器屋や雑貨屋巡りが好き。アジアン雑貨ならなお好き。ビールはカールスバーグの生がいちばん好き。そして、スペインを旅して以来、スペイン大好き。何をするにも、のんびりゆっくりが、好き。
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