はりねずみが眠るとき

昼寝をしながら本を読み、ビールを空けて料理する日々
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『谷川俊太郎 一行一ダース』

夫が、会社のボーリング大会で優勝したと、優勝賞品を持ち帰って来た。
鉛筆である。『谷川俊太郎 一行一ダース』とあり、12本の鉛筆に、それぞれ違った言葉が刻まれている。それを「自分で好きに並べて1編の詩にしてください」と、注意書きが添えてあり、面白い趣向だなぁと感心した。

しかし、1編の詩にするには、1本1本の言葉が強すぎる。
いいな、と思ったものをあげると、
「その鉛筆は地平線を引き終えて力尽きた」
「紙がないときの鉛筆の怒りに感情移入せよ」
「芯は鉱物、軸は植物、書き手は動物哺乳類」
「鉛筆が書けないものは、深い沈黙」などなど。
1本1本が、すでに詩、なのだ。

ところで、彼はボーリングがそこそこ上手いということが、今回証明された訳だが、わたしは、大の苦手である。何故、あんなに重い球を、目的地まで転がせるのかが、全く判らない。けれど、ボーリングのピンに、一行詩がかいてあったとしたら、今より狙いが定まるような気がするのだが、どうだろうか。
「鉛筆が未熟な言葉を突っついてる」的な結末が、待っているだけかな。

こんな鉛筆あったんだぁと、驚きました。

言葉が、それぞれ、生き生きしていますね。不思議です。

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HN:
水月さえ
性別:
女性
自己紹介:
本を読むのが好き。昼寝が好き。ドライブが好き。陶器屋や雑貨屋巡りが好き。アジアン雑貨ならなお好き。ビールはカールスバーグの生がいちばん好き。そして、スペインを旅して以来、スペイン大好き。何をするにも、のんびりゆっくりが、好き。
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