はりねずみが眠るとき

昼寝をしながら本を読み、ビールを空けて料理する日々
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『裸のマハ』に見た画家の想い

3日目。前回、マドリードで行けなかった『プラド美術館』に行った。
トレドでは、エル・グレコの人物画を堪能し、ああ、人って何て綺麗なんだろうと、これまで感じなかった感覚に驚いていた。
それでもゴヤの『裸のマハ』には、目を見張った。
『着衣のマハ』が、その後描かれ、2つの絵が並べられていたが、断然『裸のマハ』の方が、美しかった。
エル・グレコの絵では、主に人の顔の美しさに注目したが『マハ』を観て、その裸体に美しさに感じいった。驚愕したと言ってもいい。
「マハって、美人じゃないよね」と、わたし。
「だから、ガイドブックの写真とかじゃ、特別な絵だとは思えないのかもね」
夫も、感銘を受けたようだった。
確かに、写真で見ても、興味は湧かなかった。描かれたものを、実際に観る価値を『マハ』のおかげで目の当たりにすることができた。

ひと、ヒト、人。主に宗教画に描かれた、無数の人。そして、それを観る無数の人。その人いきれに思わず目をつぶり、そっと目を開けると、人を描くなかに、自分を見つけようとした画家達の想いが、見える気がした。

『プラド美術館』入口。首都マドリードで一番大きな美術館です。

巨大な絵の幕をくぐると、石造りの建物には何やら刻まれています。
ラファエロの名前があるということは、画家たちの名前でしょうか。

絵画を満喫した後、近くの公園を散歩しました。これ、何の実かな?

中身は、栗の実に似てるんだけど。日本にもあるのかな?

サン・セバスティアンへの移動時間まで、古本市を冷やかしました。

「あ!『不思議の国のアリス』スペイン語版。欲しいけど、
ここで買っちゃうと、重たいしなぁ」あきらめました。

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HN:
水月さえ
性別:
女性
自己紹介:
本を読むのが好き。昼寝が好き。ドライブが好き。陶器屋や雑貨屋巡りが好き。アジアン雑貨ならなお好き。ビールはカールスバーグの生がいちばん好き。そして、スペインを旅して以来、スペイン大好き。何をするにも、のんびりゆっくりが、好き。
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