はりねずみが眠るとき
昼寝をしながら本を読み、ビールを空けて料理する日々
蜂によるアンチエイジング効果
成長したきくらげさんは、弾力がありびっくりするほど美味しかった。
しかし軒下のスズメバチの巣の成長は、喜ばしいものではない。そこで蜂に詳しい多趣味で珈琲の焙煎もする日本野鳥の会所属のご近所さんに、見てもらうことにした。
蜂の種類はキイロスズメバチだということが判明。下から見るだけなら危険はないと観察を薦められ、夫はすぐには巣を駆除しないことに決めた。
ご近所さんお薦めの理由。他の蜂が襲いに来る様子は見ごたえがある。近くには世界最大の大スズメバチが生息している。キイロスズメバチの巣をバリバリ破っていくパワーはすごい。家賃もなしに軒下を貸しておいて観察しないのはもったいない。冬になる頃にはどうせ蜂も巣を捨てる。ということだ。
ということだが、その大スズメバチが襲いに来てからでは、駆除するのはさらに難航するのではないか? だいたいその大スズメバチが危険なのではないか? という疑問が残った。けれどそんな疑問などどうでもいいと言うように、ご近所さんはとてもうれしそうに目を輝かせていた。
「美味しいんですよ、大スズメバチは。蛋白質たっぷりです」
さらに「森の暮らしはいいなぁ」と、うらやましげにため息をつき、キイロスズメバチの巣を愛おしそうに見上げた。夫も同じような顔をして見上げている。ふたりとも夏休みに大きなカブトムシを目の前にした少年の顔だ。蜂蜜にはローヤルゼリーなどアンチエイジング効果が期待される栄養源が含まれているようだが、蜂蜜なしでもおじさん達は十分若返っていた。
「虫捕り少年、帰ってこないよ」お昼ご飯を待ちながら、娘に言うと、
「少年は放っといて食べよう」と、さっさとオムライスを口に運んだ。
好き嫌いはない方だが蜂は食べたくはない。昆虫酒場にやってくる大スズメバチはたいそう綺麗だが、それでも食す気持ちにはなれない。10歳若返ると言われても絶対食べないな。まあ30歳なら考えてもみるけど。
サッカーボールより大きく成長していたキイロスズメバチの巣
しかし軒下のスズメバチの巣の成長は、喜ばしいものではない。そこで蜂に詳しい多趣味で珈琲の焙煎もする日本野鳥の会所属のご近所さんに、見てもらうことにした。
蜂の種類はキイロスズメバチだということが判明。下から見るだけなら危険はないと観察を薦められ、夫はすぐには巣を駆除しないことに決めた。
ご近所さんお薦めの理由。他の蜂が襲いに来る様子は見ごたえがある。近くには世界最大の大スズメバチが生息している。キイロスズメバチの巣をバリバリ破っていくパワーはすごい。家賃もなしに軒下を貸しておいて観察しないのはもったいない。冬になる頃にはどうせ蜂も巣を捨てる。ということだ。
ということだが、その大スズメバチが襲いに来てからでは、駆除するのはさらに難航するのではないか? だいたいその大スズメバチが危険なのではないか? という疑問が残った。けれどそんな疑問などどうでもいいと言うように、ご近所さんはとてもうれしそうに目を輝かせていた。
「美味しいんですよ、大スズメバチは。蛋白質たっぷりです」
さらに「森の暮らしはいいなぁ」と、うらやましげにため息をつき、キイロスズメバチの巣を愛おしそうに見上げた。夫も同じような顔をして見上げている。ふたりとも夏休みに大きなカブトムシを目の前にした少年の顔だ。蜂蜜にはローヤルゼリーなどアンチエイジング効果が期待される栄養源が含まれているようだが、蜂蜜なしでもおじさん達は十分若返っていた。
「虫捕り少年、帰ってこないよ」お昼ご飯を待ちながら、娘に言うと、
「少年は放っといて食べよう」と、さっさとオムライスを口に運んだ。
好き嫌いはない方だが蜂は食べたくはない。昆虫酒場にやってくる大スズメバチはたいそう綺麗だが、それでも食す気持ちにはなれない。10歳若返ると言われても絶対食べないな。まあ30歳なら考えてもみるけど。
サッカーボールより大きく成長していたキイロスズメバチの巣
HN:
水月さえ
性別:
女性
自己紹介:
本を読むのが好き。昼寝が好き。ドライブが好き。陶器屋や雑貨屋巡りが好き。アジアン雑貨ならなお好き。ビールはカールスバーグの生がいちばん好き。そして、スペインを旅して以来、スペイン大好き。何をするにも、のんびりゆっくりが、好き。
ご意見などのメールはこちらに midukisae☆gmail.com
(☆を@に変えてください)
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