はりねずみが眠るとき
昼寝をしながら本を読み、ビールを空けて料理する日々
何か、素敵?
コンパクトデジカメを、常に携帯している。
あ、と思ったときには、すぐに写真に収めたい。たとえば、散歩道で知らない花を見つけたとき。八ヶ岳がいつになく、くっきりと見えたとき。変わった形の雲を見たときなどだ。あまり会いたくはないが、蛇と出会ったとき、とっさに写真を撮ったこともある。
そんなふうにして、昨日、買い物帰りのスーパーの駐車場で、空の写真を撮っていた。うろこ雲と呼ぶべきか、ひつじ雲と呼ぶべきか迷うような秋の雲が空いっぱいに広がっていたのだ。空を見て歩いていたら、深呼吸をしたような気持ちよさに、買い物かごを乗せたカートをとめて、カメラを構えた。すると、声をかけられた。
「何か、素敵?」
同じように買い物を終えた、知らない女性だ。たぶん年上の。
「雲が、綺麗で。形がおもしろくて」
答えると、彼女は、わたしと並んで空を見上げた。
「ほんとうだ。あのでこぼこなんか、おもしろいわね」
「ですよね」
ふたり、笑顔になる。
会釈をして別れ、それぞれカートを押し、車に向かった。ただそれだけのことだったが、同じものを見て笑顔になって。ただそれだけで、ずいぶんと気分がいいものだなあと思った。
わたしは、ああいうふうに気軽に声をかけることはできない。気負いなく、そういうことができる人に、ただ憧れるのみだ。
声をかけられた時に撮った写真です。南西の空。
明野に着いた頃、雲達は、こんな感じに流れて広がって。
八ヶ岳のある北の空には雲はなく、青い空が広がっていました。
あ、と思ったときには、すぐに写真に収めたい。たとえば、散歩道で知らない花を見つけたとき。八ヶ岳がいつになく、くっきりと見えたとき。変わった形の雲を見たときなどだ。あまり会いたくはないが、蛇と出会ったとき、とっさに写真を撮ったこともある。
そんなふうにして、昨日、買い物帰りのスーパーの駐車場で、空の写真を撮っていた。うろこ雲と呼ぶべきか、ひつじ雲と呼ぶべきか迷うような秋の雲が空いっぱいに広がっていたのだ。空を見て歩いていたら、深呼吸をしたような気持ちよさに、買い物かごを乗せたカートをとめて、カメラを構えた。すると、声をかけられた。
「何か、素敵?」
同じように買い物を終えた、知らない女性だ。たぶん年上の。
「雲が、綺麗で。形がおもしろくて」
答えると、彼女は、わたしと並んで空を見上げた。
「ほんとうだ。あのでこぼこなんか、おもしろいわね」
「ですよね」
ふたり、笑顔になる。
会釈をして別れ、それぞれカートを押し、車に向かった。ただそれだけのことだったが、同じものを見て笑顔になって。ただそれだけで、ずいぶんと気分がいいものだなあと思った。
わたしは、ああいうふうに気軽に声をかけることはできない。気負いなく、そういうことができる人に、ただ憧れるのみだ。
声をかけられた時に撮った写真です。南西の空。
明野に着いた頃、雲達は、こんな感じに流れて広がって。
八ヶ岳のある北の空には雲はなく、青い空が広がっていました。
HN:
水月さえ
性別:
女性
自己紹介:
本を読むのが好き。昼寝が好き。ドライブが好き。陶器屋や雑貨屋巡りが好き。アジアン雑貨ならなお好き。ビールはカールスバーグの生がいちばん好き。そして、スペインを旅して以来、スペイン大好き。何をするにも、のんびりゆっくりが、好き。
ご意見などのメールはこちらに midukisae☆gmail.com
(☆を@に変えてください)
ご意見などのメールはこちらに midukisae☆gmail.com
(☆を@に変えてください)