はりねずみが眠るとき
昼寝をしながら本を読み、ビールを空けて料理する日々
ウラギンシジミのなかの夕焼け
庭で羽を閉じ、じっとしている蝶を見かけた。
ずいぶんと白い。わざわざ白い絵の具を塗り重ねたかのような白さである。だが、次の瞬間、蝶はふわりと羽を開いた。
「わっ、オレンジ?」
開いた羽のなかは、何とも鮮やかなオレンジ色だったのだ。
調べれば、ウラギンシジミというシジミチョウの仲間だとか。
蝶の羽は、開いた中側を表と呼ぶのだそうだが、その表側は、外敵に見つからないよう進化の過程で木の幹などに似せた色になっていった蝶も多いらしい。しかし、何故に裏表こんなにも違う色になったのかは調べても判らなかった。
「ため息が出るほど、白いよなあ」
ウラギンシジミという名。その白の深さに白銀を思い、名づけた人の感性にうなってしまう。
「そして、驚くほど明るいオレンジ色」
赤茶けた木の幹に、澄ましてとまっているウラギンシジミを思い浮かべる。
思い浮かべた途端、まぶたの裏側の風景は、山燃ゆる秋の夕焼けとなり、視界のすみずみまでその夕焼けが、明るく広がっていったのだった。
本当に真っ白。モンシロチョウよりも白いです。
赤いのは、落ちた垣根のイチイの木の実。
それが羽を開くと別人! いや、別蝶です。ちなみにこの子は、雄。
雌は、もっとジミーなグレーっぽい茶色をしているそうです。
庭には、他にも小さな生き物たちがいっぱい。
オキナワスズメウリの葉には、おんなじ色したバッタくん。
秋の顔、赤とんぼくん達も、たーくさん飛んでいます。
ずいぶんと白い。わざわざ白い絵の具を塗り重ねたかのような白さである。だが、次の瞬間、蝶はふわりと羽を開いた。
「わっ、オレンジ?」
開いた羽のなかは、何とも鮮やかなオレンジ色だったのだ。
調べれば、ウラギンシジミというシジミチョウの仲間だとか。
蝶の羽は、開いた中側を表と呼ぶのだそうだが、その表側は、外敵に見つからないよう進化の過程で木の幹などに似せた色になっていった蝶も多いらしい。しかし、何故に裏表こんなにも違う色になったのかは調べても判らなかった。
「ため息が出るほど、白いよなあ」
ウラギンシジミという名。その白の深さに白銀を思い、名づけた人の感性にうなってしまう。
「そして、驚くほど明るいオレンジ色」
赤茶けた木の幹に、澄ましてとまっているウラギンシジミを思い浮かべる。
思い浮かべた途端、まぶたの裏側の風景は、山燃ゆる秋の夕焼けとなり、視界のすみずみまでその夕焼けが、明るく広がっていったのだった。
本当に真っ白。モンシロチョウよりも白いです。
赤いのは、落ちた垣根のイチイの木の実。
それが羽を開くと別人! いや、別蝶です。ちなみにこの子は、雄。
雌は、もっとジミーなグレーっぽい茶色をしているそうです。
庭には、他にも小さな生き物たちがいっぱい。
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秋の顔、赤とんぼくん達も、たーくさん飛んでいます。
HN:
水月さえ
性別:
女性
自己紹介:
本を読むのが好き。昼寝が好き。ドライブが好き。陶器屋や雑貨屋巡りが好き。アジアン雑貨ならなお好き。ビールはカールスバーグの生がいちばん好き。そして、スペインを旅して以来、スペイン大好き。何をするにも、のんびりゆっくりが、好き。
ご意見などのメールはこちらに midukisae☆gmail.com
(☆を@に変えてください)
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