はりねずみが眠るとき

昼寝をしながら本を読み、ビールを空けて料理する日々
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『ひなたぼっこ』な、春

仙台から帰ると、庭の水仙が咲いていた。可愛い。
春は、そこ此処にやって来ていて、大雪のなかから助け出した植え替えたばかりのライラックにも蕾がついているのを見つけ、嬉しくなる。
日陰に植えてもいないのに生息しているふきのとうは、もう一度天麩羅にして楽しめそうだし、土筆のにょきっと音を立てて生えてきた様子や、オオイヌフグリの控えめなブルーに、相好を崩す。
「もう、4月なんだなぁ」
誰もいない庭で、思いっきり身体を伸ばし深呼吸する。太陽の陽射しが温かい。太陽の温かさに、工藤直子の詩を思い出した。
6巻でセットにもなっている『のはらうた』Ⅳ(童話屋)に収められた、こねずみしゅんの『ひなたぼっこ』

ひなたぼっこ  こねずみしゅん

でっかい うちゅうの なかから
ちっぽけな こねずみ いっぴき みつけだして
おでこから しっぽのさきまで あたためてくれるのね
 ・・・・・
おひさま ぼく どきどきするほど うれしい

『のはらうた』は、詩人、工藤直子が「のはらみんなのだいりにん」となり、小さなもの達の視点で描かれたあまりにも有名な詩集だ。
そのなかには他に好きな詩も、たくさんあれど、この詩をよく思い出す。多分息子の名が「しゅん」だからだ。
東京は寒さが身に沁みる街だけど、しゅんのところにも、春が来てるといいな。こねずみしゅんくん。元気ですか?

水仙は、優しい黄色の顔を寄せ合い、にぎやかにおしゃべりしているよう。

白い花を咲かせるライラックも、蕾を膨らませています。

北側の雪は、3月も30日まで残っていましたが、
その下から、ふきのとうが頭を出しました。
  
クリスマスローズ。少しずつ、少しずつ伸びて開いていきます。
ツクシンボも、1本だけ発見しました。

雑草とは言え、可愛いオオイヌフグリ。満開です。

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HN:
水月さえ
性別:
女性
自己紹介:
本を読むのが好き。昼寝が好き。ドライブが好き。陶器屋や雑貨屋巡りが好き。アジアン雑貨ならなお好き。ビールはカールスバーグの生がいちばん好き。そして、スペインを旅して以来、スペイン大好き。何をするにも、のんびりゆっくりが、好き。
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