はりねずみが眠るとき

昼寝をしながら本を読み、ビールを空けて料理する日々
[292]  [291]  [290]  [289]  [288]  [287]  [286]  [285]  [284]  [283]  [282

心に栞を挟みつつ

話すのは上手とは言えないが、聞くのは得意な方だと思う。
特別に知識が豊富なわけではないから、話を聞くことは面白い。要するに聞く方が好きなのだ。傾聴術などというものとは程遠いが、誰かと話をする時に、大きく影響を与えられ、いつも胸の片隅に留めている詩がある。
西村祐見子『せいざのなまえ』(JURA出版局)に収められた『あいづち』だ。

あいづち

はなしている人の こころに
きいている わたしの こころに
そっと はさんでいく
それは 小さな しおりです

久しぶりに開いた『せいざのなまえ』の紐栞は、やはり『あいづち』に挟んであった。だが、久しぶりに読み思うのだ。最近のわたしは、話している人の心にそっと栞を挟みながら、聞いていただろうかと。

お気に入りの栞達。真ん中の押し花の栞は、末娘が小学生の時の作品。
講談社文庫のマザーグースシリーズは、
シンプルで読書の邪魔にならないところが好き。

拍手

10 2024/11 12
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
HN:
水月さえ
性別:
女性
自己紹介:
本を読むのが好き。昼寝が好き。ドライブが好き。陶器屋や雑貨屋巡りが好き。アジアン雑貨ならなお好き。ビールはカールスバーグの生がいちばん好き。そして、スペインを旅して以来、スペイン大好き。何をするにも、のんびりゆっくりが、好き。
ご意見などのメールはこちらに midukisae☆gmail.com
(☆を@に変えてください)
Template by repe