はりねずみが眠るとき
昼寝をしながら本を読み、ビールを空けて料理する日々
夏の疲れに、池井戸潤はいかが?
ドラマ『半沢直樹』で大ブレイクした直木賞作家、池井戸潤の小説を初めて読んだ。『ようこそ、わが家へ』(小学館文庫)わりとマイナーなところから入ったと思われるかもしれないが、直木賞を取った『下町ロケット』も、吉川英治文学新人賞『鉄の骨』も、『空飛ぶタイヤ』も、すでにドラマで観てしまっている。『半沢直樹』の原作本も然り。夫が買った文庫を気軽に開く程度がいいかなと読み始めたものだ。
真面目が取り柄の50代の会社員、倉田は、駅のホームで女性を押しのけ割り込む男を注意した。そこから執拗なストーカー行為が始まり、妻、大学生の息子、高校生の娘との穏やかな暮らしは一変する。争いを好まない性格の倉田だが、家族を守るべく敵に立ち向かっていく。偏執的なストーカーに対する恐怖だけではなく、他人が踏み入ることでこれまで見えなかった家族の違う一面が見えてくるのも興味深く、最後まで楽しんで読めた。
基本、池井戸潤の小説はハッピーエンドだ。ごく普通の人や、優秀であっても仕事に活かせずに生きてきた主人公が、何かトラブルに巻き込まれたり、窮地に陥った時に本当の力を発揮する。
数多くドラマ化されているのも、普通の真面目な人が、社会の汚れた部分、保身に走るこずるい敵などと戦い、そして最後には「正義は勝つ!」という痛快さがウケているのだろう。
生きていれば、そうそうハッピーエンドで終わることばかりではない。理不尽だとの思いをいくつも抱えて生きていく世の中だからこそのブレイクである。
夏の疲れに、池井戸潤はいかが?
『ルーズヴェルト・ゲーム』も夫が購入したものです。緑の栞が綺麗。
『七つの会議』は、明野図書館にありました。
人気作家の本が、無造作に置いてあったりするのも田舎ならではかな。
真面目が取り柄の50代の会社員、倉田は、駅のホームで女性を押しのけ割り込む男を注意した。そこから執拗なストーカー行為が始まり、妻、大学生の息子、高校生の娘との穏やかな暮らしは一変する。争いを好まない性格の倉田だが、家族を守るべく敵に立ち向かっていく。偏執的なストーカーに対する恐怖だけではなく、他人が踏み入ることでこれまで見えなかった家族の違う一面が見えてくるのも興味深く、最後まで楽しんで読めた。
基本、池井戸潤の小説はハッピーエンドだ。ごく普通の人や、優秀であっても仕事に活かせずに生きてきた主人公が、何かトラブルに巻き込まれたり、窮地に陥った時に本当の力を発揮する。
数多くドラマ化されているのも、普通の真面目な人が、社会の汚れた部分、保身に走るこずるい敵などと戦い、そして最後には「正義は勝つ!」という痛快さがウケているのだろう。
生きていれば、そうそうハッピーエンドで終わることばかりではない。理不尽だとの思いをいくつも抱えて生きていく世の中だからこそのブレイクである。
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HN:
水月さえ
性別:
女性
自己紹介:
本を読むのが好き。昼寝が好き。ドライブが好き。陶器屋や雑貨屋巡りが好き。アジアン雑貨ならなお好き。ビールはカールスバーグの生がいちばん好き。そして、スペインを旅して以来、スペイン大好き。何をするにも、のんびりゆっくりが、好き。
ご意見などのメールはこちらに midukisae☆gmail.com
(☆を@に変えてください)
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