はりねずみが眠るとき

昼寝をしながら本を読み、ビールを空けて料理する日々
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夢のなかで羽ばたいていたフクロウ

夢を、見た。野鳥達のため、庭に撒いている向日葵の種が、グレーのゼリービーンズになっている夢だった。
「向日葵の種、買って来てって、言ったのに」と、夢のなかで夫。
「おかしいなぁ。買った時には、確かに向日葵の種だったのに」と、わたし。
それでも、そのゼリービーンズを、ウッドデッキや庭に撒いた。すると、ほどなくしてウッドデッキに鳥が、飛んで来た。大きい。顔だけでもう、シジュウカラの10倍くらいはある。フクロウだった。その横には、リスがちょろちょろと動き回っている。リスと違う様子をした動物は、ヤマネだろうか。夫が持つ袋に、顔を突っ込もうとするかのように、ゼリービーンズをねだっている。
和やかな雰囲気のようだが、実際には違う。家のなかまで入ってくるのではないかと、気が気ではなく、恐怖と焦りを感じたシーンだったのだ。
「ごめん。確かに、向日葵の種のはずだったのに」
わたしは、ただただ、夫に謝っていた。

夢に疲れて目が覚めて、リビングに降りる。あのフクロウ、やけにリアルで、はっきりとした顔つきだったなぁと思い出しつつ、白湯を飲み、カーテンを開けた。その瞬間、夢に登場したフクロウの顔が、そこにはあった。
「ああ、この顔だ!」夢のなかのフクロウは、窓に貼ったバードセイバーに、そっくりだったのだ。バードセイバーとは、野鳥が窓にぶつかる事故を防ぐために窓に貼るシールで、その顔は、もう何年も毎日見ているものだった。
「夢って、こうやって小間切れの記憶から、作られているのかなぁ」
知る由もないことを考えながら、思う。夢のなかでばたばたと羽根を動かしていたフクロウ。そして、動くことのないバードセイバーのフクロウ。もしかして、きみも、羽ばたきたかったの? と、窓を見上げた。

10年くらい前に、北側の窓に貼った、バードセイバーです。

庭では、ヒヨドリが、水場でうがいしていました。

ヒヨドリが、こんなに可愛なんて、新しい発見でした。

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HN:
水月さえ
性別:
女性
自己紹介:
本を読むのが好き。昼寝が好き。ドライブが好き。陶器屋や雑貨屋巡りが好き。アジアン雑貨ならなお好き。ビールはカールスバーグの生がいちばん好き。そして、スペインを旅して以来、スペイン大好き。何をするにも、のんびりゆっくりが、好き。
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