はりねずみが眠るとき
昼寝をしながら本を読み、ビールを空けて料理する日々
ほかほかの届け物
日曜の午後、遅めの昼食に、うどんでも茹でようかと、鶏肉を解凍していると、チャイムが鳴った。玄関に出ると、同じ町内に住む友人が立っていた。
「ベーグル、焼いてみたんだけど」と、彼女。
受け取ると、まだほかほか温かいベーグルが3つ、袋のなかに入っていた。
「わ、美味しそう! すごい! ありがとう!」
大喜びで、いただいた。
リビングに戻り、炬燵で読書をしていた夫に、自分が焼いた訳でもないのに、自慢する。
「ほら、美味しそうだよ」
「あ、あったかい!」夫は、感嘆の声を上げ、迷わずちぎって口に放り込む。
「美味い!」わたしも、ちぎって食べてみる「美味しい!」
すでに、うどんを茹でる雰囲気は、消えてなくなっている。あったかいうちに届けてくれたんだから、あったかいうちに食べなくちゃ。こういうことができる彼女は、なんて素敵なんだろうとほっこりする。ほかほかの焼き立てを届けてくれた気持ちが、嬉しかった。そして、ふたり顔を見合わせた。
「赤ワイン、だな」と、夫。「ワイン、いっちゃおうか」と、わたし。
日曜の午後である。もう、日々車で送り迎えをしていた娘も、都会へ出て行った。車に乗らなくては何処にも行けない田舎だが、何処にも行けないのなら行かなければいい。
美味しい食べ物があると、ワインも進む。ほかほかもちもちベーグルに、夫のお手製のレバーペーストを塗って「陽が長くなったねぇ」などと、窓の外を見ながら、のんびりとワインを空けた。
まあるいなかに小さな穴。弾力があるのに、やわらかかった。
写真を撮る前に、夫はひとつ目を食べ始めていました。
前日に、夫が作ったレバーペーストを塗って、赤ワインをあけて。
アップにしてみました。ベーグルのもちもち感が伝わるかな~。
「ベーグル、焼いてみたんだけど」と、彼女。
受け取ると、まだほかほか温かいベーグルが3つ、袋のなかに入っていた。
「わ、美味しそう! すごい! ありがとう!」
大喜びで、いただいた。
リビングに戻り、炬燵で読書をしていた夫に、自分が焼いた訳でもないのに、自慢する。
「ほら、美味しそうだよ」
「あ、あったかい!」夫は、感嘆の声を上げ、迷わずちぎって口に放り込む。
「美味い!」わたしも、ちぎって食べてみる「美味しい!」
すでに、うどんを茹でる雰囲気は、消えてなくなっている。あったかいうちに届けてくれたんだから、あったかいうちに食べなくちゃ。こういうことができる彼女は、なんて素敵なんだろうとほっこりする。ほかほかの焼き立てを届けてくれた気持ちが、嬉しかった。そして、ふたり顔を見合わせた。
「赤ワイン、だな」と、夫。「ワイン、いっちゃおうか」と、わたし。
日曜の午後である。もう、日々車で送り迎えをしていた娘も、都会へ出て行った。車に乗らなくては何処にも行けない田舎だが、何処にも行けないのなら行かなければいい。
美味しい食べ物があると、ワインも進む。ほかほかもちもちベーグルに、夫のお手製のレバーペーストを塗って「陽が長くなったねぇ」などと、窓の外を見ながら、のんびりとワインを空けた。
まあるいなかに小さな穴。弾力があるのに、やわらかかった。
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前日に、夫が作ったレバーペーストを塗って、赤ワインをあけて。
アップにしてみました。ベーグルのもちもち感が伝わるかな~。
HN:
水月さえ
性別:
女性
自己紹介:
本を読むのが好き。昼寝が好き。ドライブが好き。陶器屋や雑貨屋巡りが好き。アジアン雑貨ならなお好き。ビールはカールスバーグの生がいちばん好き。そして、スペインを旅して以来、スペイン大好き。何をするにも、のんびりゆっくりが、好き。
ご意見などのメールはこちらに midukisae☆gmail.com
(☆を@に変えてください)
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