はりねずみが眠るとき

昼寝をしながら本を読み、ビールを空けて料理する日々
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彼女の名前は?

パスワードを忘れ、設定しておいた質問に答える羽目に陥るのは、よくあることだ。だがその質問の答も忘れてしまうことは、よくあることなのだろうか。

自分に自信がないという自信は大ありなので、かきとめておくことにしているのだが、そのメモがまた、行方不明になる。これもまた、よくあることなのだろうか。なので、いつも同じものにしようと思うのだが、例えば「好きなビールは?」に「のどごし生」と設定していたのが、気分で「カールスバーグ」にしてしまったりと、同じものにしようとすることすら、忘れてしまう。それでもまあ、ここまでは、よくあることだとしておいてもいい。ここまではいいが、これはないだろうという状況に、我ながら唖然としたことがあった。

「彼女の名前は?」
この全く記憶にない質問には、参った。
「彼女ぉ? って、いったい誰だよ?」
娘達の名前を入れてみるが、エラー。そこまで夢中になれる女優もいないし、自分、母や義母の名前、友人達の名前を入力すれど何処までもエラーが続く。
「やめた。やめた」緊急を要するパスワードではなかったので、面倒になり放置したまま何日かが過ぎた。

思い出したのは、何かの用事で末娘の本棚の前に立った時だった。そこにあったのは『破天荒遊戯』( 一迅社)という漫画だった。娘が中学の頃だろうか。それを借りて読んだ時、その主人公の少女、ラゼルのしゃべり口調が娘にそっくりで驚いた。いや、娘の方が、ラゼルのしゃべり方に影響を受け、気に入って使っていたのだろうが。それでその頃、とりとめもなくかいていた日記に、末娘の名を『ラゼル』と記していたのだ。
謎は解けた。「彼女の名前は?」「ラゼル」が正解だったのだ。
しかしいったいどうして、こんな探偵みたいなことをしないと判らない質問と答にしたのか。その謎は、いまだ解明されていない。雪が解けて、ふやけて出てきた節分の豆のように、出てくるか出てこないかも判るはずのないわたしの記憶。謎は、深く濃い霧の中だ。

2階のベランダの手すりに見つけた節分の豆を見て、
ふと思い出した、何年か前にあった出来事です。

庭に来る鳥達は、煎った豆には興味を示さず、夫が撒く向日葵の種に夢中。
シジュウカラの背中が黄緑色のタイプ。可愛い!

シメは人相(?)が悪いとか、目が怖いとか、夫と笑ったりしますが、
カワラヒワを追い出すこともせず、仲良く食べていますね。
ヤマガラのcuteなページはこちら→『飛べ! ヤマガラ』
夫の焚き火台の上に板を置いて、餌場を作っています。
この焚き火台、少人数でのバーベキューにぴったり。夏に冬に大活躍。

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HN:
水月さえ
性別:
女性
自己紹介:
本を読むのが好き。昼寝が好き。ドライブが好き。陶器屋や雑貨屋巡りが好き。アジアン雑貨ならなお好き。ビールはカールスバーグの生がいちばん好き。そして、スペインを旅して以来、スペイン大好き。何をするにも、のんびりゆっくりが、好き。
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