はりねずみが眠るとき

昼寝をしながら本を読み、ビールを空けて料理する日々
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雪に隠された地面の如く

「びっくりした?」とは、伊坂幸太郎『ゴールデンスランバーに登場する殺し屋キルオの決めゼリフだが、それとは全く関係なく、びっくりした。

東京に出ると、普段と変わりなく世界は回っていた。雪はもうないし、野菜も牛乳も売っているし、山梨では、毎日のように流れるテレビの雪による情報も、東京では、取り上げられることも少なくなっている。確かに中央自動車道開通と共に、状況はいい方へ向かっているが「トンネルを抜けると、雪国であった」というくらいの別世界。
これでは、山梨の惨状は、他の地域には伝わっていなくて当然だ。

情報と現実の格差を、考えさせられた。
我が家は停電もなく、食料も備蓄があり、暖房は薪ストーブを燃やし温かく、3日閉じ込められても、問題はなかった。しかし、これがもっと長く続いたらと思うとぞっとする。まだまだ、そのなかに居る人もいるのだ。山梨のなかでも恵まれた状況にあるわたしだが、それでも雪の重さと恐さは、垣間見えた。
「もっとよく見て、考えなくちゃ」
雪に隠された地面の如く、見えているものの後ろにある、見えないものの大きさが見えてきた。そして、外からは見えないからこそ生まれる、意識の違いが。これまで他の地域に起こった災害を、外からだけ見て、情報をかいつまみ、判ったつもりになっていたんじゃないかということが。

昨日、夫の仕事が終わるのを待ち、埼玉から帰省するという末娘とその友人と4人、中央自動車道を走り、再び雪国、山梨に帰ってきた。今日も雪かきだ。

上りは、快調に飛ばせる区間もありましたが、首都高まで、
4時間半かかりました。普段なら2時間くらいで着くところです。

一車線通行になっている区間も多く、濡れた路面から飛んでくる飛沫で、
フロントガラスは、常に曇っていました。

帰路、一車線になるところ。どう見ても2車線走行は無茶だという場所で、
無理やり左側を飛ばして追い抜きを図ったトラックがスリップ。恐かった!

談合坂サービスエリアのスタバ。
昨日は、給油もリッター制限はありませんでした。

帰ってきたぁ。我が家から徒歩3分の夕焼けスポットで。
雪だらけでも、やっぱり家に帰ってくると、ホッとしますね。

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HN:
水月さえ
性別:
女性
自己紹介:
本を読むのが好き。昼寝が好き。ドライブが好き。陶器屋や雑貨屋巡りが好き。アジアン雑貨ならなお好き。ビールはカールスバーグの生がいちばん好き。そして、スペインを旅して以来、スペイン大好き。何をするにも、のんびりゆっくりが、好き。
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