はりねずみが眠るとき

昼寝をしながら本を読み、ビールを空けて料理する日々
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日々美味しく食べられることに感謝して

仲間内でシェフと呼ばれる彼は、大人数で我が家にやって来るとき、必ず包丁を握りキッチンに立ってくれた。
白菜鍋は、その彼、夫の友人に教わった。正しくは『韓国風白菜鍋』である。
もう10年以上前になるだろうか。それ以来、我が家の冬に食卓には、何度も登場することになった。干し椎茸の出汁と鶏がらスープ、豚ばら肉に鶏もも肉、白菜に胡麻油。その匂いで、子ども達にも「あ、今夜は白菜鍋だ」と判るほど馴染みとなったメニューだ。肉汁の沁みた白菜たっぷり、身体の芯から温まる冬白菜の鍋を、昨夜は堪能した。

大雪で流通が滞り、スーパーで普段買っているものが買えない状態を目の当たりにし、毎食、思うようになった。口にもする。
「毎日、野菜が食べられるのって、幸せだよねぇ」と、わたし。
「全く。実感するよね」と、夫。
野菜中心の我が家の食卓。今更ながら、たくさんの人に支えられているのだと、毎食、思わずにはいられない。日々美味しく食べられることの感謝を、大雪に教えられ「ありがたいことだよなぁ」小さくつぶやく機会が増えた。
シェフは今、仕事で地球の真裏、暑いブラジルにいる。白菜鍋はしばらく食べていないかもしれないが、ブラジル料理の腕をあげていることだろう。

白菜をたっぷり入れて、最後に胡麻油を回しかけます。

かき混ぜると、胡麻油と豚ばら肉鶏もも肉の脂が、白菜に沁みていきます。
 
まず器に塩と七味を入れ、そこによそって食べるのが正式な食べ方だとか。

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HN:
水月さえ
性別:
女性
自己紹介:
本を読むのが好き。昼寝が好き。ドライブが好き。陶器屋や雑貨屋巡りが好き。アジアン雑貨ならなお好き。ビールはカールスバーグの生がいちばん好き。そして、スペインを旅して以来、スペイン大好き。何をするにも、のんびりゆっくりが、好き。
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