はりねずみが眠るとき
昼寝をしながら本を読み、ビールを空けて料理する日々
雪化粧した八ヶ岳
冷え込んだと思ったら、八ヶ岳が雪化粧をしていた。初冠雪だ。
「山の上は、凍える寒さなんだろうな」
雪を降らせた雲に覆われていたが、雪化粧した山肌は見るからに冷たく、鋭利な刃物を連想させる。
その姿を見て、毎年のことなのに、ああ、と再認識することがある。
「雲は冷たい」ということだ。
雪は手で触り、冷たさを知っている。だが、雲に触ったことはない。霧のなかにいるとき、雲のなかにいるようなものなのかも知れないが、雲に触ったという実感はない。そのうえ、あのふわふわとした外見。青空のなか、のんびりと流れるさま。その印象が、山を覆っているときにも頭から離れない。黒雲が雨を降らせることはきちんとイメージできるのに、真っ白い雲には、何か暖かなものを感じてしまうのだ。
だから、八ヶ岳が雲をかぶっていると、まるでダウンパーカーを着ているかのように暖かそうに思えてしまう。そして毎年、こんなふうに雲間から雪化粧をした八ヶ岳が顔を見せると、驚くのだ。ああ、雲は冷たいのだと。
「本格的な冬が、やってくるなあ」
夏とは違う顔を見せる八ヶ岳に、思うのだった。
初冠雪を祝っているような、しかし不穏さも感じる印象的な雲。
この冬、大雪になりませんように。
アップにすると、こんな感じ。ピークスという言葉が浮かびます。
八ヶ岳だから、エイトピークスってことになるのかな?
「山の上は、凍える寒さなんだろうな」
雪を降らせた雲に覆われていたが、雪化粧した山肌は見るからに冷たく、鋭利な刃物を連想させる。
その姿を見て、毎年のことなのに、ああ、と再認識することがある。
「雲は冷たい」ということだ。
雪は手で触り、冷たさを知っている。だが、雲に触ったことはない。霧のなかにいるとき、雲のなかにいるようなものなのかも知れないが、雲に触ったという実感はない。そのうえ、あのふわふわとした外見。青空のなか、のんびりと流れるさま。その印象が、山を覆っているときにも頭から離れない。黒雲が雨を降らせることはきちんとイメージできるのに、真っ白い雲には、何か暖かなものを感じてしまうのだ。
だから、八ヶ岳が雲をかぶっていると、まるでダウンパーカーを着ているかのように暖かそうに思えてしまう。そして毎年、こんなふうに雲間から雪化粧をした八ヶ岳が顔を見せると、驚くのだ。ああ、雲は冷たいのだと。
「本格的な冬が、やってくるなあ」
夏とは違う顔を見せる八ヶ岳に、思うのだった。
初冠雪を祝っているような、しかし不穏さも感じる印象的な雲。
この冬、大雪になりませんように。
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八ヶ岳だから、エイトピークスってことになるのかな?
HN:
水月さえ
性別:
女性
自己紹介:
本を読むのが好き。昼寝が好き。ドライブが好き。陶器屋や雑貨屋巡りが好き。アジアン雑貨ならなお好き。ビールはカールスバーグの生がいちばん好き。そして、スペインを旅して以来、スペイン大好き。何をするにも、のんびりゆっくりが、好き。
ご意見などのメールはこちらに midukisae☆gmail.com
(☆を@に変えてください)
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