はりねずみが眠るとき
昼寝をしながら本を読み、ビールを空けて料理する日々
モノクロ画像の蝶
一瞬、そこだけがモノクロに色抜きしたかのように見えた。
庭のもみじに、蝶がとまっていたのだ。大きく立派な、白と黒のまだら模様をした蝶である。これまでにも、何処かで見たような気がしたが、よく見かけるやはり白黒のミスジチョウより格段に大きいし、黒地に三本の白い筋が通った名のミスジには、模様も違っていた。
調べると、ゴマダラチョウという名のタテハチョウだった。
見たことがあるような気がしたのも、色抜きしたかのように見えたのも、毎年飛んでくる国蝶オオムラサキに、形や醸し出す雰囲気がよく似ていたのだ。
幼虫も見分けるのが難しいほどそっくりで、花の蜜ではなくクヌギやエノキの樹液を吸って生きているのも同じだとか。オオムラサキのモノクロ版、などといったらゴマダラチョウに叱られそうだが。
映画などで、過去や回想シーンをモノクロ画像を取り入れたりするのを見たことがある。いちばん目立たせたいものだけに色を残して色抜きした画像なども、最近はよく見かける。パソコン上で素人でも簡単に色抜きなどができるようになったからだろう。
ふと想像した。逆に、ゴマダラチョウがカラフルな世界を飛び回ったら?
ここは田舎でカラフルと言っても緑ばかり多いが、赤や黄やブルーがあふれた世界を、モノクロの蝶が飛び回ったら? 考えるだけで、楽しくなった。
わたしの想像など知りもせず、ゴマダラチョウは、半日ゆっくりともみじの葉の上で羽を休めていた。夕刻から強い雨が降り始めた昨日、その後何処で過ごしているのだろうかと気になったが、目をつぶると丸みを帯びた形をしたゴマダラチョウのモノクロ画像が、くっきりと浮かぶのだった。
もみじの葉の上で、ゆっくり休んでいたゴマダラチョウ。
もみじの先は不器用にのびて、開くのをためらっている手のひらのよう。
まだ青いですが、すでにプロペラ(種)ができていました。
赤くなり重さを減らしたら、プロペラは風にのって飛んでいきます。
去年のオオムラサキの様子をかいたページは → こちら
庭のもみじに、蝶がとまっていたのだ。大きく立派な、白と黒のまだら模様をした蝶である。これまでにも、何処かで見たような気がしたが、よく見かけるやはり白黒のミスジチョウより格段に大きいし、黒地に三本の白い筋が通った名のミスジには、模様も違っていた。
調べると、ゴマダラチョウという名のタテハチョウだった。
見たことがあるような気がしたのも、色抜きしたかのように見えたのも、毎年飛んでくる国蝶オオムラサキに、形や醸し出す雰囲気がよく似ていたのだ。
幼虫も見分けるのが難しいほどそっくりで、花の蜜ではなくクヌギやエノキの樹液を吸って生きているのも同じだとか。オオムラサキのモノクロ版、などといったらゴマダラチョウに叱られそうだが。
映画などで、過去や回想シーンをモノクロ画像を取り入れたりするのを見たことがある。いちばん目立たせたいものだけに色を残して色抜きした画像なども、最近はよく見かける。パソコン上で素人でも簡単に色抜きなどができるようになったからだろう。
ふと想像した。逆に、ゴマダラチョウがカラフルな世界を飛び回ったら?
ここは田舎でカラフルと言っても緑ばかり多いが、赤や黄やブルーがあふれた世界を、モノクロの蝶が飛び回ったら? 考えるだけで、楽しくなった。
わたしの想像など知りもせず、ゴマダラチョウは、半日ゆっくりともみじの葉の上で羽を休めていた。夕刻から強い雨が降り始めた昨日、その後何処で過ごしているのだろうかと気になったが、目をつぶると丸みを帯びた形をしたゴマダラチョウのモノクロ画像が、くっきりと浮かぶのだった。
もみじの葉の上で、ゆっくり休んでいたゴマダラチョウ。
もみじの先は不器用にのびて、開くのをためらっている手のひらのよう。
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赤くなり重さを減らしたら、プロペラは風にのって飛んでいきます。
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HN:
水月さえ
性別:
女性
自己紹介:
本を読むのが好き。昼寝が好き。ドライブが好き。陶器屋や雑貨屋巡りが好き。アジアン雑貨ならなお好き。ビールはカールスバーグの生がいちばん好き。そして、スペインを旅して以来、スペイン大好き。何をするにも、のんびりゆっくりが、好き。
ご意見などのメールはこちらに midukisae☆gmail.com
(☆を@に変えてください)
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