はりねずみが眠るとき
昼寝をしながら本を読み、ビールを空けて料理する日々
蛙、カエル、何故に登る
一昨日の夕刻、ブラインドを閉めようと、ふと窓を見ると蛙の影が見えた。
「わ、けろじ、やっと来た!」
ウッドデッキにアマガエル達が登ってくるのを、心待ちにしていたのだ。
去年も、今頃。梅雨入りの声が聞こえるか聞こえないかという頃に、人差し指の先くらいの子蛙が毎日のように登って来て「けろ」と名づけて可愛がっていた。可愛がると言っても、挨拶したり、写真を撮ったり、あまりに暑い日にはウッドデッキを水で濡らしたり、踏まないようにする(これが一番大切!)くらいのことで、向こうからすれば、何とも思っていなかったかも知れない。だが、カメラを向けても嫌な顔一つせず、何枚もの写真に納まっているのだから、嫌だとは思っていなかったはずだ。
その「けろ」が何処かへ行ってしまってからは、他のアマガエル達に名前をつける気持ちにはなれず、みなまとめて「けろじ」と呼んでいた。「けろじゃない」と「けろ二」をかけてつけた名だ。ウッドデッキに登ってくる子は、みな「けろじ」なのである。
今年も、ウッドデッキにけろじがやって来て、梅雨が来る。そう思えば、梅雨を迎えるのだって、憂鬱になるどころか、逆にうきうきする。
しかし、アマガエルくん達。何故に1mもの高さのウッドデッキに登ってくるのだろう。そのうえ、網戸まで登って行くのだ。ウッドデッキ以外にも、木の葉の上で見かけることも多い。
餌となる羽虫を捕らえるため。身体を雨に濡らすため。天敵から身を守るため。どれも当たらずとも遠からず的な感じで、どんぴしゃだとは思えない。
「そこに、山(ウッドデッキ)があるから、かな」
ぴょんと跳ねて登った気持ちよさが、けろじ達の表情には見てとれるのだ。
まる1日雨が降った日、網戸をのぼっていました。うーん、可愛い。
翌朝、ウッドデッキを見て、あ、いる! と思いましたが、残念。
もみじの葉でした。ちょっとくすんだ緑も、四足で身体を支えているような
姿も、まるで、アマガエルの真似をしているかのようでした。
「わ、けろじ、やっと来た!」
ウッドデッキにアマガエル達が登ってくるのを、心待ちにしていたのだ。
去年も、今頃。梅雨入りの声が聞こえるか聞こえないかという頃に、人差し指の先くらいの子蛙が毎日のように登って来て「けろ」と名づけて可愛がっていた。可愛がると言っても、挨拶したり、写真を撮ったり、あまりに暑い日にはウッドデッキを水で濡らしたり、踏まないようにする(これが一番大切!)くらいのことで、向こうからすれば、何とも思っていなかったかも知れない。だが、カメラを向けても嫌な顔一つせず、何枚もの写真に納まっているのだから、嫌だとは思っていなかったはずだ。
その「けろ」が何処かへ行ってしまってからは、他のアマガエル達に名前をつける気持ちにはなれず、みなまとめて「けろじ」と呼んでいた。「けろじゃない」と「けろ二」をかけてつけた名だ。ウッドデッキに登ってくる子は、みな「けろじ」なのである。
今年も、ウッドデッキにけろじがやって来て、梅雨が来る。そう思えば、梅雨を迎えるのだって、憂鬱になるどころか、逆にうきうきする。
しかし、アマガエルくん達。何故に1mもの高さのウッドデッキに登ってくるのだろう。そのうえ、網戸まで登って行くのだ。ウッドデッキ以外にも、木の葉の上で見かけることも多い。
餌となる羽虫を捕らえるため。身体を雨に濡らすため。天敵から身を守るため。どれも当たらずとも遠からず的な感じで、どんぴしゃだとは思えない。
「そこに、山(ウッドデッキ)があるから、かな」
ぴょんと跳ねて登った気持ちよさが、けろじ達の表情には見てとれるのだ。
まる1日雨が降った日、網戸をのぼっていました。うーん、可愛い。
翌朝、ウッドデッキを見て、あ、いる! と思いましたが、残念。
もみじの葉でした。ちょっとくすんだ緑も、四足で身体を支えているような
姿も、まるで、アマガエルの真似をしているかのようでした。
HN:
水月さえ
性別:
女性
自己紹介:
本を読むのが好き。昼寝が好き。ドライブが好き。陶器屋や雑貨屋巡りが好き。アジアン雑貨ならなお好き。ビールはカールスバーグの生がいちばん好き。そして、スペインを旅して以来、スペイン大好き。何をするにも、のんびりゆっくりが、好き。
ご意見などのメールはこちらに midukisae☆gmail.com
(☆を@に変えてください)
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