はりねずみが眠るとき

昼寝をしながら本を読み、ビールを空けて料理する日々
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黒曜石のなかの光と影

先日、所用で長野県は茅野駅に行った際、ホームの大きなオブジェに目を魅かれた。八ヶ岳で採石された黒曜石だという。
遠目に見ると、ただの黒っぽい石なのだが、近づいて見ると、町内の埋蔵文化センターで見たものと同様、輝きがある部分を持っている。黒く光る石には、見るものを惹きつける魅力があるようだ。明るく透き通ったものに感じるまっすぐな美しさとは違い、見通せないものに対する恐れや怪しさが漂っている。そういうところに惹かれるのかも知れない。

石には、石言葉なるものがあるという。
黒曜石の石言葉の一つは「潜在能力の開花」
人の心の光と影を映し出す鏡、とも言われているそうだ。心を守るように包んでいる弱さをとり払い、その奥にある真の自分を引き出す力があるのだとか。
パワーストーンの効果のほどは、よく判らない。
だが、黒曜石の怪しい黒を見ていると、何かしらエネルギーを持っているようにも感じる。掌でそっと触れてみると、その冷たさに一瞬、バランスを失ったような何処に立っているのか判らなくなったような、危うい感覚に囚われた。

信州産黒曜石は、和田峠や八ヶ岳冷山などで産出し、旧石器時代から
縄文時代まで、狩猟用の矢尻、調理用ナイフなどに重用されたそうです。

光っているところと濁っているところの違いは何なのでしょうか。

石の裏に回ると、茅野駅の標高がかかれていました。790メートル。
標高約600メートルの我が家より、冬はずいぶんと厳しいのでしょう。

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HN:
水月さえ
性別:
女性
自己紹介:
本を読むのが好き。昼寝が好き。ドライブが好き。陶器屋や雑貨屋巡りが好き。アジアン雑貨ならなお好き。ビールはカールスバーグの生がいちばん好き。そして、スペインを旅して以来、スペイン大好き。何をするにも、のんびりゆっくりが、好き。
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