はりねずみが眠るとき

昼寝をしながら本を読み、ビールを空けて料理する日々
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師走に届いた『佐久の花』

新年を迎えるにあたり、日本酒の一升瓶を取り寄せた。
佐久に何度足を運んでも見つけられなかった『佐久の花』だ。
夏に氷見までドライブした際、休憩がてら立ち寄った酒屋『深澤酒店』で見つけたのだ。そのときにも、喜び勇んで2本買って帰ったのだが、それからまた『佐久の花』切れ状態が続いていた。
「あのお店、調べて頼んでみようよ」
ふたりパソコンで検索すると、あっけなく見つかり、電話をすると2日後には届いていた。ネット社会に感謝である。

酒には、夏に会ったであろう女店主の手紙が添えてあった。
忙しい師走、ご自愛あれとの内容だったが、その師走について、興味深いことがかかれていた。
師走とは、本来「十二月」をそう読んだところから「師走」と当て字をしたらしいということ。また「し」は「仕事」「四季」「年」の意味があり、それが「果す」終わるのだとも言われていること。師が走るほど忙しい月と意味づけられたのは、後づけらしいということ。
「ほう」と、感心しながら、手紙を読んだ。
酒にこだわる人は、言葉にもこだわるものなのだなあと思ったのだ。
今年も、その師走が、足早に過ぎていく。

文字が逆さになっているのは「裏佐久」と呼ばれているお酒です。
裏から見ると、正しく読めるラベルが見えるようになっています。
☆ 今年も1年、読んでくださってありがとうございました ☆

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HN:
水月さえ
性別:
女性
自己紹介:
本を読むのが好き。昼寝が好き。ドライブが好き。陶器屋や雑貨屋巡りが好き。アジアン雑貨ならなお好き。ビールはカールスバーグの生がいちばん好き。そして、スペインを旅して以来、スペイン大好き。何をするにも、のんびりゆっくりが、好き。
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