はりねずみが眠るとき

昼寝をしながら本を読み、ビールを空けて料理する日々
[1267]  [1266]  [1263]  [1265]  [1264]  [1262]  [1261]  [1260]  [1258]  [1259]  [1256

柿の葉色のとんぼ

洗濯物を干していて、ウッドデッキにとまっていたとんぼに目を留めた。
季節柄よく見かけるようになった、赤とんぼとはまた違う面持ちだ。緑というかブルーというか、寒色系の眼をしている。しかし、同じ寒色であるシオカラトンボのすっきりスマートな水色とも違うやわらかな雰囲気を感じ、じっと見つめた。調べるとダビドサナエというらしい。

その色を見ていて、行きつけの美容室『ETT』での話を思い出した。
簡単にパーソナル・カラー診断をしてもらったのだ。わたしはフォーシーズン・カラーで言うと、オータム。イエローが肌のベースになっている、秋らしい落ち着いた色合いの服装が似合うタイプだとか。
それぞれの季節に合う色が図鑑のように載っているカラーの綺麗な本を見せてもらい、ふむふむとページをめくると、意外に思ったことがあった。
「オータムでも、一概に暖色系が似合うって訳じゃないんだねえ」
「そうなんです。ブルーや紫のなかにも、黄みがかった肌のオータムやスプリングの人にも合う色があるんですよ」
「そういえば、ターコイズは好きで、よく着るなあ」
「ターコイズ、オータムの肌の人には似合う色なんですよねえ」

緑がかったブルーの眼をしたダビドサナエは、道々見かける柿の木の様子と、色合いがとても似ているように思えた。紅葉し始め緑がくすんだ葉と日々色づいていく橙色の柿の実。ブルーなのにやわらかな感じがしたのはそのせいか。
「見慣れないとんぼがいるよ」
夫を呼んで、ウッドデッキに戻ると、もう飛び立ったあとだった。

ウッドデッキで休んでいた、ダビドサナエ。
早苗の頃、春に飛び始めるとんぼだそうですが、秋の色を感じました。

通り道にある柿の木です。たわわに実っています。
まさに、オータムカラ―ですね。

拍手

10 2024/11 12
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
HN:
水月さえ
性別:
女性
自己紹介:
本を読むのが好き。昼寝が好き。ドライブが好き。陶器屋や雑貨屋巡りが好き。アジアン雑貨ならなお好き。ビールはカールスバーグの生がいちばん好き。そして、スペインを旅して以来、スペイン大好き。何をするにも、のんびりゆっくりが、好き。
ご意見などのメールはこちらに midukisae☆gmail.com
(☆を@に変えてください)
Template by repe