はりねずみが眠るとき

昼寝をしながら本を読み、ビールを空けて料理する日々
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ウッドデッキのペンキ塗り

よく晴れた昨日の土曜日。ウッドデッキのペンキを塗り直した。
傷んだ場所を夫が張り替えてから、寒くなる前に塗らなくちゃと思いつつ、薪ストーブに火を入れる時期までずれ込んでしまったのだ。
しかし、これぞまさにペンキ塗り日和。暑くもなく寒くもなく、風も吹かず、翌日まできちんと晴れて、乾いてくれること請け合いという週末となった。

「考えて塗らないとね」と、夫。
ペンキ塗りは、目の前を見つめる作業。塗っているうちに全体が見えなくなり、自分の周りを塗り潰してしまって、閉じ込められる可能性がある。
「端から、塗っていこう。一応、すべての窓の鍵は開けておいたよ」
「まずは掃いてよ。竹箒でいいから」
「キノコもとるね」わたしの言葉に、夫が苦笑する。
「まったく、どうしてキノコが生えてるんだよ」
「子どもの頃住んでた家の木のお風呂に、キノコ生えてたなあ」
「それ、何回も聞いた」「えーっ、最近言ってないよ」
「じゃあ、たぶん、前にペンキ塗ったときだ」
「デッキにペンキ塗るたびに、思いだすのかなあ」
そんなふうにぽつりぽつりと話しながら、ふたりローラーでペンキを塗っていく。なんとか閉じこめられずに、塗り終わってから、夫が言った。
「我々は、たいへんな失敗をしてしまったかも知れない」
「えっ? なに?」「塗る前に、薪運ぶの忘れてた」
「あー! そうだった!」
薪ストーブに火を入れ始めて、一週間ほどになる。我が家のウッドデッキは西側にあり、いくつかある薪小屋も西にある。毎年のことで、ウッドデッキを上って薪を運ぶスタイルは、すっかり定着している。それなのに。
いつも歩いている場所が通行止めになるということの不便さに、あらためて気づかされたペンキ塗りだった。
薪はどうしたかって? ペンキ塗りに疲れてわたしが昼寝をしている間に、夫が遠回りになる玄関から運んでおいてくれました。感謝しております。

「おまえんとこじゃ、デッキでキノコ栽培してんのか」と夫の友人。
栽培はしていません! 勝手に生えてくるだけなんです!

使用前? 塗る前、の風景です。

使用後? 塗ったあとです。すごく綺麗になったんだけど、
写真には、なかなかそれが写りませんでした・・・。

いつもウッドデッキに野菜を置いていってくれる農家さんのために、
はり紙をしました。いや。すぐに忘れそうなわたしのために、かな?

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HN:
水月さえ
性別:
女性
自己紹介:
本を読むのが好き。昼寝が好き。ドライブが好き。陶器屋や雑貨屋巡りが好き。アジアン雑貨ならなお好き。ビールはカールスバーグの生がいちばん好き。そして、スペインを旅して以来、スペイン大好き。何をするにも、のんびりゆっくりが、好き。
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