はりねずみが眠るとき

昼寝をしながら本を読み、ビールを空けて料理する日々
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ウッドデッキの補修に思う

週末、夫がウッドデッキの補修をした。
今年の夏も客人を招き、何度かウッドデッキでバーベキューをしたが、その際、とうとう板を踏み抜いてしまったのだ。踏み抜いたのが夫本人だったので笑い話で済んだが、まじめに何とかしなくてはならないということになった。ここ何年か、何枚も板を張り替えてはいたが、踏み抜いてしまうまでそのままにしておくことはなかった。様々なことが重なり手をつけられず、夫はずっと気にしていたようだ。

ようやく木材を入手したのが先週。15年前に、建てた家の余りの木材を使ったこともあり、ホームセンターなどで売っているものではサイズが合わず、手配にも時間がかかってしまった。この週末で、かたをつけるぞと、夫は強い意志で臨んだようだ。日曜大工という言葉に漂うのんびりとしたものはそこにはなく、あるのは、家の修理と言った方がぴったりくる切実さだ。

家を建てて15年。補修が必要なのはウッドデッキだけではない。特に外板は、雨風にさらされ陽に当たる。ウッドデッキと同じくメンテナンスが重要になってくる。この機会にと、木材をお願いした大工さんに家を見てもらった。夫と同じく50代半ばのその大工さんが言った言葉が、印象的だった。
「家は、あとどのくらい暮らすか、生きるかって考えながら補修していく」
ものなのだそうだ。歳をとってから、大がかりな補修をしなくてはならなくなっても、経済的に無理が出てしまうことも多く、その辺りのバランスを考えながら見通しを立てていくべき、だということだ。
「あとどのくらい生きるのか、見通しを立てる歳になったってことかな」
先のことは、判らないことだらけだ。だが、気持ちよく暮らしていけるように考えていかなくてはならない時期に入ったのかも知れないと、夫が張ったウッドデッキの真新しい板を見て思ったのだった。

まずはサンダーをかけて、表面をなめらかにして。

ペンキは2度塗り。根気のいる作業ですね。頭が下がります。
「ペンキ塗り、手伝うよ」という申し出は、丁重にお断りされました。
以前わたしがペンキを塗って、体調を崩し寝込んだ前科を覚えてるのかも。

まるでピアノの鍵盤のように、色の違いがくっきり。
100本以上ある板のうちの15本が、新しくなりました。

隣りの林には、コゲラが来てクヌギの木をコツコツやっていました。
日曜大工? いえいえ。彼らはこれが本業なんですよね。

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HN:
水月さえ
性別:
女性
自己紹介:
本を読むのが好き。昼寝が好き。ドライブが好き。陶器屋や雑貨屋巡りが好き。アジアン雑貨ならなお好き。ビールはカールスバーグの生がいちばん好き。そして、スペインを旅して以来、スペイン大好き。何をするにも、のんびりゆっくりが、好き。
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