はりねずみが眠るとき

昼寝をしながら本を読み、ビールを空けて料理する日々
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相容れない部分、薪割り編

ゴールデンウィークは、薪割りと庭の草取りでほぼ終わった。
薪割りと言っても、割るのは夫で、わたしは運ぶのみ。手を痛めてからは、それも両手で1本ずつしか持つことができなくなった。山から切り出して来たばかりの薪は、重い。3年ほど乾燥してから燃やすために運ぶ薪とは、まるで重さが違う。だから、1本ずつゆっくりと運ぶ。冬はまだ先なのだ。

その薪運び用の通路とも言える庭の道に、軽トラを停めている。薪割りもそこでするので、軽トラは、道沿いの駐車スペースに移動し、薪割り仲間で共同購入した油圧式の薪割り機を運び入れ、薪を散らかしながら割っていく。
その軽トラでゴミだしをした後(ゴミ捨て場までは、遠くて歩けない)まだ薪が散らかる通路に軽トラを入れようとするので、わたしは不思議に思った。どう見ても軽トラ分のスペースはなかったのだ。
「道沿いに、停めておけばいいじゃん。駐車スペースなんだから」
しかし夫は、どうしても所定の位置に停めたいようだ。
「どうして、そこにこだわるの?」わたしは、心から疑問に思って聞いた。
「だって、ちゃんとしたいじゃん」と、夫。
「それだけ?」と怪訝な顔をして、わたし。
「ちゃんと、いつもの場所に停めたいと思わない?」と、夫。
「全く、思わない。道路に停めてるんならまだしも」と、わたし。
それを聞き、今度は夫が怪訝な顔をした。

夫は、スローペースなわたしの薪運びの姿勢にも、相容れないところがあるようだ。1本1本運ぶなど、例え腕を痛めていようがあり得ないらしい。わたしとしては、ぼんやりしながらゆっくりと単純作業をするのは嫌いではないので、何をそんなに急く必要があるんだろう、と逆に思う。千本ある薪だって、1本ずつ運べば、いずれ運び終わるのだ。
薪割りに関して、相容れない部分の多いふたりだが、たがいにそれ以上は何も言わず、ただ黙々と作業をした。そして相容れない部分は置いておき、夕方には共に美味しくビールを飲んだのだ。夫は「スーパードライプレミアム」で、わたしは「のどごし生」と、そこもまあ、相容れない部分な訳なんだけど。

このままでも、何も問題ないのに。しかし、夫にはそう思えないのですね。

薪をどかし、きっちりとまっすぐ、車庫入れしていました。
右側には、わたしが1本ずつ運んで積んだ薪が写っています。

割った薪は、こんな感じ。まだまだ、いっぱいあります。

「全く人間ってややこしい生き物だなぁ。もちろん水道の蛇口を創った人は、
尊敬するけど。ああ、このひんやり感がたまらない」とは、アマガエルくん。

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HN:
水月さえ
性別:
女性
自己紹介:
本を読むのが好き。昼寝が好き。ドライブが好き。陶器屋や雑貨屋巡りが好き。アジアン雑貨ならなお好き。ビールはカールスバーグの生がいちばん好き。そして、スペインを旅して以来、スペイン大好き。何をするにも、のんびりゆっくりが、好き。
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