はりねずみが眠るとき
昼寝をしながら本を読み、ビールを空けて料理する日々
わたしがエプロンをしない理由
甘いモノを受けつけなくなり、数年が経つ。
ただ食べられなくなっただけではなく、その「甘いモノ」に付随して受けつけられなくなったモノがいろいろとある。それは、様々なイメージで成り立ち、自分でもはっきりとは把握できずにいる。例えば、お菓子作りをする自分。または、エプロンをする自分。このふたつのイメージは、キッチンで嗅ぐ甘い匂いを連想させる。そして、わたしとの大き過ぎる隔たりを。エプロンをかけ、お菓子を焼く女性のイメージと、自分とのギャップに耐えられなくなるのだ。
「違う。違う、違う、違う!」
間違ってエプロンをかけてしまったら、わたしは狂ったように叫びだすだろう。お菓子作りやエプロンや、はたまたエプロンをする人を、憎んでいる訳では決してない。それをする自分は、きっと自分以外の者だと知っているのだ。
思えば、幼稚園の頃、スカートを穿かない女子だった。先生に説得された。フォークダンスのときにはスカートを穿こうよ、と。きっと、可愛いよ、と。母は、赤いスカートを買ってきた。そのとき、わたしは自分ではない者に初めてなったのだった。
その頃を思えば、今は自由である。お菓子を焼くことも、エプロンをすることも、誰一人、強要しない。そんなことを思い出して、気づいた。イメージに嫌悪を抱いているのではなく、自分ではなくなる瞬間を、ただ拒んでいるだけなのかも知れないと。
ビールを飲んでいるときが、一番わたしらしいかも。
ゴールデンウィーク。夫が友人と飲みにいった日に、ひとり小さな贅沢。
外国ビールを、飲み比べしました。Corona が、好きかな。
ただ食べられなくなっただけではなく、その「甘いモノ」に付随して受けつけられなくなったモノがいろいろとある。それは、様々なイメージで成り立ち、自分でもはっきりとは把握できずにいる。例えば、お菓子作りをする自分。または、エプロンをする自分。このふたつのイメージは、キッチンで嗅ぐ甘い匂いを連想させる。そして、わたしとの大き過ぎる隔たりを。エプロンをかけ、お菓子を焼く女性のイメージと、自分とのギャップに耐えられなくなるのだ。
「違う。違う、違う、違う!」
間違ってエプロンをかけてしまったら、わたしは狂ったように叫びだすだろう。お菓子作りやエプロンや、はたまたエプロンをする人を、憎んでいる訳では決してない。それをする自分は、きっと自分以外の者だと知っているのだ。
思えば、幼稚園の頃、スカートを穿かない女子だった。先生に説得された。フォークダンスのときにはスカートを穿こうよ、と。きっと、可愛いよ、と。母は、赤いスカートを買ってきた。そのとき、わたしは自分ではない者に初めてなったのだった。
その頃を思えば、今は自由である。お菓子を焼くことも、エプロンをすることも、誰一人、強要しない。そんなことを思い出して、気づいた。イメージに嫌悪を抱いているのではなく、自分ではなくなる瞬間を、ただ拒んでいるだけなのかも知れないと。
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HN:
水月さえ
性別:
女性
自己紹介:
本を読むのが好き。昼寝が好き。ドライブが好き。陶器屋や雑貨屋巡りが好き。アジアン雑貨ならなお好き。ビールはカールスバーグの生がいちばん好き。そして、スペインを旅して以来、スペイン大好き。何をするにも、のんびりゆっくりが、好き。
ご意見などのメールはこちらに midukisae☆gmail.com
(☆を@に変えてください)
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