はりねずみが眠るとき

昼寝をしながら本を読み、ビールを空けて料理する日々
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変化を受け入れて

山梨の春を呼ぶ市、十日市場に出かけた。木工品を集めた市。
夫が蕎麦打ちに使う、こま板を見繕うためだ。蕎麦を切るときに包丁にあてて使う、そのこま板の端が欠けてしまったのだ。
南アルプス市まで1時間ドライブし、誘導されるに任せフィットを駐車場に停め、のんびりと歩いた。お好み焼き。綿あめ。焼きそば。チョコバナナ。露店が並び人が溢れている。しかし、目当ての木工品は見当たらない。歩きに歩き市の端まで行ったが木工を扱った店は5つほどしかなかった。食べ物の露店は百件以上は出ているというのに。

市の始まりの頃は、蕎麦打ち用品やザル、包丁にまな板、臼や杵などを職人さんが買いに来たと聞く。しかし今歩いた市にはその頃の雰囲気はなかった。活気はあるが、祭りの質が変わっているのだとわかった。市も変わっていく。自然の流れなのだろう。変わったことを受け入れつつ、活気を保っていくその祭りの在りように魅かれた。それは、空に浮かぶ雲が形を変えて流れに身を任せているかのようでもあり、自分自身のなかにある心の形さえもが知らぬ間に変わっていくようでもあり。
変わっていくのを受け入れるのもまた、文化なのだろう。
木工品の店ですりこぎを買った。消費税込みで800円。木は白檀だそうだ。

臼は立派でしたが、値が張りました。
すりこぎはごつごつした山椒もありましたが使いやすそうな白檀にしました。
アボカドディップ、早くごりごりしたいです。


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HN:
水月さえ
性別:
女性
自己紹介:
本を読むのが好き。昼寝が好き。ドライブが好き。陶器屋や雑貨屋巡りが好き。アジアン雑貨ならなお好き。ビールはカールスバーグの生がいちばん好き。そして、スペインを旅して以来、スペイン大好き。何をするにも、のんびりゆっくりが、好き。
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