はりねずみが眠るとき

昼寝をしながら本を読み、ビールを空けて料理する日々
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ウィスキーの樽でできたテープカッター

昨日、ようやくセロテープを買って来た。
テープカッターを購入してから、なんとひと月が経過している。
その間、木製のテープカッターは、リビングの仮住まいにすっかり馴染み、隣りの小物入れなど達と、和気あいあい打ち解けるまでに至った。

夫はずっと、会社で使う、デザイン的にも心魅かれるようなテープカッターを探していた。広告を仕事にしているので、身の回りに置くものも、何かインスピレーションが湧くような、ちょっと変わったモノを置きたいのだと思う。それを知っていたので、同じ北杜市は高根町の手作り家具工房『我楽舎(がらくしゃ)』に立ち寄った際、ウィスキーの樽をリサイクルして作ったテープカッターに目を留めた。仕事部屋にも置こうと、二つ欲しいと申し出ると、一つしかないとのこと。同じものを、もう一つ作るのと言うので、出来上がりを待つことにした。そして半月後、ぶじ購入。会社にはすぐに送り、テープカッターは、すぐさま働き始めた。
「デザイン重視で、使いにくいものもあるけど、これはいいね」
夫も気に入ったようだ。

ところが、我が家に置かれた方のテープカッターには、なかなかテープが取り付けられなかった。
「半透明のテープの方が、劣化しにくい」との夫の意見で、いつものスーパーにはないものを探していたのだ。
そしてそのまま、忘れてしまった。切羽詰っていないことは、何でも先送りにする悪い癖が、出たのである。
しかし、心の何処かで、気にはなっていたのだ。「このままでは、いけない」と思い立ち、昨日、ホームセンターで探そうと、セロテープだけのために車を停めた。やはり半透明のモノは、なかった。テープカッターが何とも不憫になり、ごく普通の透明なセロテープを買い、ようやく取り付けたという訳だ。

「今まで、ごめんね。これから、よろしく」
テープカッターを仕事部屋に置き、声をかけた。半透明のセロテープは、先送りにはせず、セロテープを使い切るまでには(笑)ぜひ探そうと思う。

リビングの小物と化していた頃の、テープカッター。

始動して、生き生きと仕事を始めたテープカッター。
我が家には、樽リサイクルの椅子とペン立て、キーフックがあります。
その様子をかいたブログは、こちら『常識に囚われず、推理すること』

森のなかの家具工房『我楽舎』の外観。裏が作業場になっているそうです。

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HN:
水月さえ
性別:
女性
自己紹介:
本を読むのが好き。昼寝が好き。ドライブが好き。陶器屋や雑貨屋巡りが好き。アジアン雑貨ならなお好き。ビールはカールスバーグの生がいちばん好き。そして、スペインを旅して以来、スペイン大好き。何をするにも、のんびりゆっくりが、好き。
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