はりねずみが眠るとき
昼寝をしながら本を読み、ビールを空けて料理する日々
過ぎゆく茄子を惜しみつつ
「そろそろ、皮が硬くなってきちゃったんだけど、もらってくれる?」
家庭菜園に精を出すご近所さんから、声がかかった。茄子である。もちろん、喜んでいただいた。茄子なら、いくら食べても飽きない自信がある。
さっそく焼き茄子を、大量に作った。冷蔵庫に入れておけば、毎食楽しめる。一人ランチは、焼き茄子を胡麻油で炒めオイスターソースで味つけした茄子丼。ゴーヤをアクセントに加え、朝の具だくさん味噌汁と合せれば栄養満点。
このオイスターソースの味がまた、美味い。毎食食べたい味ではないが、たまに食べると、美味しくてびっくりする。魔法の調味料だ。過ぎゆく茄子、いや、夏を惜しみつつ、思いっきり食べよう。
ところで、もう何よりも、茄子が好きで好きでたまらない。そんなわたしのような人も多いと思うが、子どもが嫌う野菜の上位にも入っている。
何を隠そう、末娘も茄子が嫌いなひとりである。食は細いが、大抵の野菜は食べるのに、茄子だけはいまだ食べようとしない。もったいない限りだが、茄子を食べない人生を、否定しようとも思わない。彼女も日頃の野菜不足を自分なりに考えてはいて、帰省中、野菜中心の食事に、とても喜んでいた。その娘から、ちょっと許せない話を聞いた。
最近、茄子嫌いの友達と茄子の悪口で盛り上がるのだそうだ。そりゃ、誰かの悪口で盛り上がるより、茄子の悪口の方がいいとは思うけれど、それじゃあ、あまりにも茄子が可哀そうじゃないか。
まあ、大学生が集まって「茄子ってさぁ、食べる意味あんの?」「ないね。全くない」とか真剣に語り合う姿を想像すると、可愛くもあるんだけど。
「もっともっと精進して、アクが強い茄子になってやる」
冷蔵庫のなかから、つぶやく声が聞こえた気がした。
傷はあっても、味はよし。形も大きさもバラバラでしたが、
大きさを揃えて焼くと、当然ですが、火が通る時間も一緒です。
匂いと、この焼き色に、たまらなく食欲をそそられます。
見た目、肉のようにも見えますが、ゴーヤと茄子のみです。
家庭菜園に精を出すご近所さんから、声がかかった。茄子である。もちろん、喜んでいただいた。茄子なら、いくら食べても飽きない自信がある。
さっそく焼き茄子を、大量に作った。冷蔵庫に入れておけば、毎食楽しめる。一人ランチは、焼き茄子を胡麻油で炒めオイスターソースで味つけした茄子丼。ゴーヤをアクセントに加え、朝の具だくさん味噌汁と合せれば栄養満点。
このオイスターソースの味がまた、美味い。毎食食べたい味ではないが、たまに食べると、美味しくてびっくりする。魔法の調味料だ。過ぎゆく茄子、いや、夏を惜しみつつ、思いっきり食べよう。
ところで、もう何よりも、茄子が好きで好きでたまらない。そんなわたしのような人も多いと思うが、子どもが嫌う野菜の上位にも入っている。
何を隠そう、末娘も茄子が嫌いなひとりである。食は細いが、大抵の野菜は食べるのに、茄子だけはいまだ食べようとしない。もったいない限りだが、茄子を食べない人生を、否定しようとも思わない。彼女も日頃の野菜不足を自分なりに考えてはいて、帰省中、野菜中心の食事に、とても喜んでいた。その娘から、ちょっと許せない話を聞いた。
最近、茄子嫌いの友達と茄子の悪口で盛り上がるのだそうだ。そりゃ、誰かの悪口で盛り上がるより、茄子の悪口の方がいいとは思うけれど、それじゃあ、あまりにも茄子が可哀そうじゃないか。
まあ、大学生が集まって「茄子ってさぁ、食べる意味あんの?」「ないね。全くない」とか真剣に語り合う姿を想像すると、可愛くもあるんだけど。
「もっともっと精進して、アクが強い茄子になってやる」
冷蔵庫のなかから、つぶやく声が聞こえた気がした。
傷はあっても、味はよし。形も大きさもバラバラでしたが、
大きさを揃えて焼くと、当然ですが、火が通る時間も一緒です。
匂いと、この焼き色に、たまらなく食欲をそそられます。
見た目、肉のようにも見えますが、ゴーヤと茄子のみです。
HN:
水月さえ
性別:
女性
自己紹介:
本を読むのが好き。昼寝が好き。ドライブが好き。陶器屋や雑貨屋巡りが好き。アジアン雑貨ならなお好き。ビールはカールスバーグの生がいちばん好き。そして、スペインを旅して以来、スペイン大好き。何をするにも、のんびりゆっくりが、好き。
ご意見などのメールはこちらに midukisae☆gmail.com
(☆を@に変えてください)
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