はりねずみが眠るとき

昼寝をしながら本を読み、ビールを空けて料理する日々
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ドラマのなかの料理

池井戸潤原作ドラマ『花咲舞が黙ってない』を、毎週見ている。
『半沢直樹』の女性版ともうたわれた、銀行モノだ。ドラマは1回ずつ完結の水戸黄門的、正義はスカッと勝つしかないぞストーリーで『半沢』よりも軽く、コメディタッチで描かれている。
臨店勤務となった主人公、花咲舞(杏)と、出世コースを外れたベテラン行員相馬(上川達也)は、問題の起こった支店に足を運び、指導するのが仕事だが、行く先々で問題の根源となる隠された事件を解決していく。出世や金にしか頭にない支店のトップ達を斬っていく訳だから、爽快だ。

「でも、ちょっと飽きたかな」と言ったのは、夫だった。
まあ毎回、同じようなストーリーだとも言えるわけだから、彼がそういうのも判らないでもない。だがわたしが、このドラマで一番好きなシーンは、ストーリーとはまるで別のところにある。

舞の父親(大杉漣)は、男手ひとつで舞を育て上げ、脱サラ後、小料理屋を営んでいる。大杉漣の優しい笑顔もいいが、料理がいい。高級なものではなく、カブの煮物や、海老しんじょなど、手をかけ、食材を厳選したという感じの日本の家庭料理だ。上司の相馬はバツイチの独り者。支店へ向かう際にも、昼食の店を調べて出かけるほどの食通だ。彼は、舞の父親の店の常連客でもあり、料理をつまみながら、3人で会話するシーンが当然多くなる。そのシーンが大好きなのだ。

「豚肉の塩麹漬け、山椒風味だよ。花咲舞の料理見てアレンジしてみた」
「そんなん、ドラマに出て来たっけ?」夫とは、やはり目線が違うようだ。
『ごちそうさん』は終わったが、杏と料理はドラマのなかで、いまだ共演している。ただし舞は、料理は、からっきしダメという設定だが。

しっかり塩麹に漬かった肉に、山椒のぴりり。
肉の塩味だけで、オニオンスライスもたくさん食べられました。

もう茎はかたくなって口に残るので、葉を千切ってパラパラとのせて。
千切る時に、食卓じゅうに、香りが広がります。

庭の山椒の葉はのびのびと大きくなり、たくさん実をつけています。

今年は、嬉しいことに、新しい芽を2つ発見しました ♪

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HN:
水月さえ
性別:
女性
自己紹介:
本を読むのが好き。昼寝が好き。ドライブが好き。陶器屋や雑貨屋巡りが好き。アジアン雑貨ならなお好き。ビールはカールスバーグの生がいちばん好き。そして、スペインを旅して以来、スペイン大好き。何をするにも、のんびりゆっくりが、好き。
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