はりねずみが眠るとき

昼寝をしながら本を読み、ビールを空けて料理する日々
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ふふふ、ふきのとう

庭のふきのとうが、顔を出した。
まだ2月初め。早いかなと思いつつ、落ち葉を除けて土を浅く探ってみた。すぐに十ほどの小さいやつを見つけた。
「あった!」「わっ、こっちにも」
見つけると、胸の中に花が咲いたように嬉しくなる。ふふふ、ふきのとう。
「まだ、小さいね」と、夫。「来週が食べごろかな」と、わたし。
「でも、これ美味しそう。少しだけ天麩羅する?」
「散歩のついでに、堰沿いに行こうか」
ふきのとうスポットがあるのだ。びっきーを連れて熊手を持ち、ふたり繰り出した。スポットを2、3当たってみる。ふきのとうは、探し始めると止められない。不思議な魔力に取りつかれたように探し続けてしまう。楽しい。楽しくて止められない。まるで宝探しをする子どもそのものだ。しかし、うちの庭以外の何処にも、ふきのとうは顔を出していなかった。
「やっぱり来週だね」

そして、庭の大きめのものを4つだけ採って天麩羅にした。
「美味しい!」と、わたし。「にがっ!」と、夫。
確かに苦かった。しかし、美味かった。だがものすごく苦みが強い。
「まだ早いってことじゃないの?」と、夫。
そうかなぁと思いつつ、お初のふきのとうをじっくり味わった。節分、立春と暦はめくられ、これから、あちこちでふきのとうが顔を出す。楽しみだ。

左右に顔を出す、ふきのとう。
植物が芽を出す姿って素敵。命の息吹き、感じます。

天麩羅にすると緑濃く食欲がそそられます。ふきのとうには塩ですね。

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HN:
水月さえ
性別:
女性
自己紹介:
本を読むのが好き。昼寝が好き。ドライブが好き。陶器屋や雑貨屋巡りが好き。アジアン雑貨ならなお好き。ビールはカールスバーグの生がいちばん好き。そして、スペインを旅して以来、スペイン大好き。何をするにも、のんびりゆっくりが、好き。
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