はりねずみが眠るとき

昼寝をしながら本を読み、ビールを空けて料理する日々
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自分自身を俯瞰し、立ち止まって考えてみる

『綺麗な薔薇には棘がある』と言うが、綺麗な雪には、雪掻きがある。
とにかく車だけは出せるようにと、夫と娘と3人で雪掻きした。腕も肩も足も腰も、痛い。頬も雪焼けして、痛い。本格的に雪を掻いたのは、何年ぶりだろうか。ずいぶんと久しぶりに、大真面目にした雪掻きだった。

だが、その筋肉痛の半分とは言わないが、肩こりの半分以上は、雪道の運転から来ている。前日、娘が役場駐車場に置いてきたマイカー・フィットを取りに行き、そのまま韮崎のスーパーまで車を走らせたのだが、村道に出ても、国道に出ても、除雪したはずの道路には、雪がしっかりと残っていた。
「全く、モーグル用のコースじゃないんだからさぁ」
文句も言いたくなるほど、デコボコになった雪道だ。ハンドルを取られ滑りつつ修正し、2速と1速を交互に繰り返し、ようやく買い物をして帰ってきた。

帰り道、上り坂でスタックし、登れなくなり慌てる場面もあった。アクセルを踏んでもタイヤは空回りするだけだ。その時、フロントガラス越しの空に、鳥が見えた。とんびだか鷹だか判らないが、風に乗り空を切り、獲物を探している様子だ。『俯瞰』という言葉が頭に浮かぶ。あの鳥から見たら、スタックした車のアクセルを踏むわたしの状況はどう見えるんだろうか。ギアをパーキングにして、サイドブレーキを引き、対向車をやり過ごした。その間に、気持ちは落ち着き、前後を確認してゆっくりとバックし、ハンドルを切って、対向車が降りていった轍を登る。1速でゆっくりと進むと、フィットは急な坂道を、難なく登っていった。

俯瞰すること。一度止まって、落ち着いて考えてみること。その大切さを、再確認した。雪道の運転に限らず、自分自身を含めた今を俯瞰し、立ち止まって考えてから歩く。特にこれからの人生には必要なことかもしれないな。

カーテンを開けると、ウッドデッキには巨大プリンが出来ていました。

南天の赤が、真っ白い雪に映えています。がんばって起き上がれ!

軽トラくんは、しばらくお休みですね。

娘の車を出すと、周りが壁になっていました。

綺麗なんだけどなぁ、雪。我が家の前の道に、除雪車は来ません(涙)

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HN:
水月さえ
性別:
女性
自己紹介:
本を読むのが好き。昼寝が好き。ドライブが好き。陶器屋や雑貨屋巡りが好き。アジアン雑貨ならなお好き。ビールはカールスバーグの生がいちばん好き。そして、スペインを旅して以来、スペイン大好き。何をするにも、のんびりゆっくりが、好き。
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