はりねずみが眠るとき

昼寝をしながら本を読み、ビールを空けて料理する日々
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行き当たりばったり人生がもたらす発見の喜び

庭の茗荷を初めて収穫した。2年ほど前に植えてから株も増えていたが、収穫したのは今年が初めてだ。
この2年間、何度も夫に聞かれた。
「だいたい茗荷って、どうやって生るわけ?」
そのたびに「さあ?」と答え、
「どうしたらそんなにいい加減になれるの?」とあきれられていた。
結構背が伸びてきた茗荷の茎や葉を見て、何処に生るんだろうと不思議には思いつつも調べるまでには至らず、生ったらわかるだろうと高をくくっていたのだ。茎と葉の間に花でも咲かせるんだろうか、くらいの気持ちで。
しかし、茗荷は土の中から顔を出していた。ふきのとうと同じく蕾を土の中で育て顔を出すタイプなのだった。新しい発見だ。調べていたらこんな風に発見を発見として喜べない。行き当たりばったり人生万歳である。
 
ところで茗荷を食べると物忘れがひどくなると昔から言うらしいが信憑性のほどはどうなんだろうか。とにかくわたしは茗荷が大好きで、味噌汁にも奴にも素麺にも必ず薬味として用意する。バター炒めにも天麩羅にもするしサラダにも入れる。そしてわたしは威張るほどのことではないが忘れん坊だ。冷蔵庫を開けて、あれ? 何出そうと思ったんだっけ? とよくフリーズする。
この一例だけみて考えればまあ、わたしの物忘れは茗荷のせいにできるかもしれないな。

お水もあげてないのに、よく出てきたね!

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HN:
水月さえ
性別:
女性
自己紹介:
本を読むのが好き。昼寝が好き。ドライブが好き。陶器屋や雑貨屋巡りが好き。アジアン雑貨ならなお好き。ビールはカールスバーグの生がいちばん好き。そして、スペインを旅して以来、スペイン大好き。何をするにも、のんびりゆっくりが、好き。
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