はりねずみが眠るとき

昼寝をしながら本を読み、ビールを空けて料理する日々
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枯れ葉舞い散る小春日和

小春日和の昨日、庭で薪を運んでいたら、隣りの林から、クヌギの葉がいっせいに舞い降りてきた。優しい風に吹かれ、我が家の庭に着地する。
都会では、隣りの家の庭木から落ちる葉が原因で、ご近所関係がぎくしゃくしたりということがあると聞くが、明野でそんなことを言う人はいない。落ち葉舞い散る季節になったと、しみじみ思うか、集めて堆肥にしようと大きな袋を持ち出すかの、どちらかだ。

わたしはもちろん、しみじみ派だが、また掃除がたいへんだよなぁ、とも思う。思いつつも、雪のように静かに舞い落ちる葉に、今はただ見とれていようと、しばし薪運びの手を休め、林を眺めていた。

何度か、舞い落ちるまでの瞬間を撮ろうと試みたが、無駄だった。ゆるりとした動きのなかにも、捉えられない予測不可能なものがある。まるで生きているかのように「舞う」のである。その動きが表現するものに、落ち葉一枚一枚の意志を見た気がした。
ぐんぐんと伸びる春とは対照的だが、この季節、植物達は、重さを失うことで可能になる、かろやかな「舞い」を披露してくれるのだ。

ハナミズキの葉も、ますます赤を濃くしています。

南天には、緑の葉と、赤い葉がありました。
  
百合は種を膨らませ、ネコジャラシも色づいています。

庭のモミジも、赤く染まった葉を、少しずつ落としていました。

林から降ってきて、着地したばかりの葉っぱのフレディ。

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HN:
水月さえ
性別:
女性
自己紹介:
本を読むのが好き。昼寝が好き。ドライブが好き。陶器屋や雑貨屋巡りが好き。アジアン雑貨ならなお好き。ビールはカールスバーグの生がいちばん好き。そして、スペインを旅して以来、スペイン大好き。何をするにも、のんびりゆっくりが、好き。
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