はりねずみが眠るとき

昼寝をしながら本を読み、ビールを空けて料理する日々
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季節の狭間に

「あんまり、変わってないねぇ」
スペインから帰って来て、夫と庭を歩いた。
花が咲く季節でもなく、雑草が一気に伸びることもなく、紅葉にもまだ早い。
「そういう季節、なんだろうね」と、夫。
季節に狭間があるとしたら、ちょうどその時期だったのだろうか。

もう会えないかも知れないと、半分あきらめていたけろじ達も、3匹ほど顔を出した。ウッドデッキで日向ぼっこをする彼らを眺める。
赤とんぼが群れを成して飛びまわっていて、けろじにとまろうと何度か挑戦していた。迷惑そうにしているが、けろじも意地でも張っているかのように、動こうとしない。赤とんぼが背中にとまった途端、けろじは、くるりと方向転換をした。赤とんぼは、あきらめて飛んで行った。

季節は、スローモーションで流れていたのだろうか。
いや。と、考える。変わらないように見える季節だからこそ、じっと見つめると見えてくるものが、より多くあったのではないか。
夕焼けさえも、一期一会。同じ風景はない。
今、見えるものを見て、感じて、暮らしていこう。あらためてそう思った。

南アルプスの、夕暮れ前のワンシーン。飛行機雲が流れ星のよう。

庭のフジバカマの蕾達。すぐにでも、ほころび始めそうです。

イチイの木の先にとまった、赤とんぼ。

南天の実にとまった、赤とんぼ。色にシンパシーを感じているのかな?

ナナカマドのてっぺんには、いつも誰かがとまっています。

けろじ、太ったねぇ。口をパクパクしてるのは脱皮中かな。
まだ大きくなるんだね。もう少しの間、一緒に遊ぼうね~。

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HN:
水月さえ
性別:
女性
自己紹介:
本を読むのが好き。昼寝が好き。ドライブが好き。陶器屋や雑貨屋巡りが好き。アジアン雑貨ならなお好き。ビールはカールスバーグの生がいちばん好き。そして、スペインを旅して以来、スペイン大好き。何をするにも、のんびりゆっくりが、好き。
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