はりねずみが眠るとき
昼寝をしながら本を読み、ビールを空けて料理する日々
『稲村ジェーン』の6曲目
氷見へのドライブは、往復十時間近くかかった。
長いドライブの間、楽しみの一つは音楽だ。
「最近聴いてなかったCD、持ってきたから」
夫が選んだ何枚かのなかに、サザンオールスターズがあった。
夏だ! サザンだ! というキャッチコピーが本当にあったかどうかは知らないが、そう言いながらドライブしたことを思い出す。子ども達を連れて、よくキャンプしに行ったなぁと。
そんなふうにして夫や子ども達と乗っている時には、普通に流しているCDだが、ひとりで運転する時には、好きな曲だけを繰り返し聴くことが多い。
例えばアルバム『稲村ジェーン』だったら『真夏の果実』、『タイニイ・バブルス』だったら『C調言葉に御用心』、『フロムイ エスタデイ』だったら『悲しい気持ち』といったぐあいにアルバムのなかでもリピートしてそればかり聴いた曲というのがある。
昨日ひとりで運転した時に、急に『真夏の果実』が聴きたくなり、ナビのなかに録音したデータを探した。そのときふと「6曲目だ」と思い出し驚いた。
好きな曲を覚えていただけじゃなく、こうして何度もそのナンバーに合わせた記憶までがまだ残っていたのである。記憶というのは、不思議なものだ。
何曲目かだけじゃなく、その曲を聞いた頃の気持ちが甦ってくることもある。それは大抵、苦しかったり、もうがんばれないよというくらいがんばっていたりした頃の気持ちで、思いだすのも辛かったりする。だけど過ぎてしまえば、ああ、このメロディに、この歌詞に助けられていたんだと思うこともできるのだ。これから何年か経ち、今よく聴いている曲が何曲目に入っていたかをするりと思い出すことがあるだろうか。そして、どんな気持ちだったかを思いだす日が、来るのだろうか。
うーん。サザンのメロディは、胸に沁みるなぁ。

はりねずみの塩胡椒入れ、ソルトとペッパーです。よろしくー。
『稲村ジェーン』と、桑田圭佑ソロアルバム『フロム イエスタデイ』

長いドライブの間、楽しみの一つは音楽だ。
「最近聴いてなかったCD、持ってきたから」
夫が選んだ何枚かのなかに、サザンオールスターズがあった。
夏だ! サザンだ! というキャッチコピーが本当にあったかどうかは知らないが、そう言いながらドライブしたことを思い出す。子ども達を連れて、よくキャンプしに行ったなぁと。
そんなふうにして夫や子ども達と乗っている時には、普通に流しているCDだが、ひとりで運転する時には、好きな曲だけを繰り返し聴くことが多い。
例えばアルバム『稲村ジェーン』だったら『真夏の果実』、『タイニイ・バブルス』だったら『C調言葉に御用心』、『フロムイ エスタデイ』だったら『悲しい気持ち』といったぐあいにアルバムのなかでもリピートしてそればかり聴いた曲というのがある。
昨日ひとりで運転した時に、急に『真夏の果実』が聴きたくなり、ナビのなかに録音したデータを探した。そのときふと「6曲目だ」と思い出し驚いた。
好きな曲を覚えていただけじゃなく、こうして何度もそのナンバーに合わせた記憶までがまだ残っていたのである。記憶というのは、不思議なものだ。
何曲目かだけじゃなく、その曲を聞いた頃の気持ちが甦ってくることもある。それは大抵、苦しかったり、もうがんばれないよというくらいがんばっていたりした頃の気持ちで、思いだすのも辛かったりする。だけど過ぎてしまえば、ああ、このメロディに、この歌詞に助けられていたんだと思うこともできるのだ。これから何年か経ち、今よく聴いている曲が何曲目に入っていたかをするりと思い出すことがあるだろうか。そして、どんな気持ちだったかを思いだす日が、来るのだろうか。
うーん。サザンのメロディは、胸に沁みるなぁ。
はりねずみの塩胡椒入れ、ソルトとペッパーです。よろしくー。
『稲村ジェーン』と、桑田圭佑ソロアルバム『フロム イエスタデイ』

