はりねずみが眠るとき

昼寝をしながら本を読み、ビールを空けて料理する日々
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田舎のレストランで

週末は、夫の誕生日だった。
この春晴れて会社員になった上の娘が、夕飯をご馳走してくれるという。山梨のフレンチレストランを予約し、わざわざ東京から帰って来てくれた。
夕食会をしたのは、隣りのお隣り、甲斐市にある『カブーロ』というこじんまりした店。フランス語で「田舎のレストラン」という意味だそうだ。
娘と会うのは夫もわたしも久しぶりで、入社したばかりの会社のことや友達のことなど、話は尽きなかった。とても楽しい時間だった。

そのなかで、外国、日本、それぞれの文化によって大切にすることが違うという話になった。例えばイタリアでは庶民的なレストランでも、前菜を食べている間に次の料理が運ばれてくることはない。それが日本では名のあるイタリアンのお店に行っても、客ではなく店のペースで料理がサーブされることも多い。そして、ひとりひとりのオーダーを覚えて確認せずにきちんと出せるサーバントのサービスに対するプロ意識などに話は発展した。

意識して話していたわけではないが、『カブーロ』は老夫婦おふたりでやっている家庭的な店だったけど、ひとりひとりのオーダーを間違えることなく、料理がかぶることなく出してくれた。それってすごいことだよなあと、娘が運転する帰りの車のなかで、夫とほろ酔いで話した。そんな時間を作れるお店っていいな、そういう人って素敵だよなと、ほろほろ酔いながら思ったのだった。
いい夜だった。

欧風料理『カブーロ』の温かみのある看板。

住宅街のなかにある、落ち着いた雰囲気の一軒家です。

ひとつずつ丁寧に作られた7種類の前菜。スパイスが効いていました。

メインは、牛ヒレステーキにしました。夫はポーク。娘は鴨に。

珍しく食べることにしたデザート。木苺のムースと、
プラックベリーシャーベット。ブラックベリーは育てたものだそうです。
7種類ほどのなかから、2種類選ぶことができます。

綺麗に磨かれたオープンキッチン。明るくていい感じでした。

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HN:
水月さえ
性別:
女性
自己紹介:
本を読むのが好き。昼寝が好き。ドライブが好き。陶器屋や雑貨屋巡りが好き。アジアン雑貨ならなお好き。ビールはカールスバーグの生がいちばん好き。そして、スペインを旅して以来、スペイン大好き。何をするにも、のんびりゆっくりが、好き。
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