はりねずみが眠るとき

昼寝をしながら本を読み、ビールを空けて料理する日々
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生きるために必要な針がある

栗をいただいた。生の栗と、渋皮煮である。うれしい。
栗のイガは、何故あるのか。春まで動物などに食べられず、芽を出すためだそうだ。生き残るためのイガ、針なのだ。

『はりねずみが眠るとき』というブログタイトルの意味をよく聞かれる。
寒空にいる二匹のヤマアラシがお互いに身を寄せ合って暖め合いたいのに、針が刺さるので近づけないという『ヤマアラシのジレンマ』
そのヤマアラシより、遥かに小さな「はりねずみ」の、小さな世界。そのなかで小さなことを喜んだりくよくよしたり、またヤマアラシのジレンマの如く傷つけたり傷ついたり。そうやって生きていくこと、普通に暮らしていくということをかきたいと名付けたタイトルだ。
そんなはりねずみが目覚める日を待ち、穏やかな心持ちで眠りにつけるのか。

甘く煮た栗を口に放り込み、味わいつつ考えた。
生きるために必要な針がある。その理不尽さを。

渋皮煮、アクを全く感じない美味しさでした。

2週間ほど前に撮った写真です。台風で落ちた栗も多かったようです。

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HN:
水月さえ
性別:
女性
自己紹介:
本を読むのが好き。昼寝が好き。ドライブが好き。陶器屋や雑貨屋巡りが好き。アジアン雑貨ならなお好き。ビールはカールスバーグの生がいちばん好き。そして、スペインを旅して以来、スペイン大好き。何をするにも、のんびりゆっくりが、好き。
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